こんな日はニューヨークで英国式ティーを 🇬🇧Tea & Sympathy

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「いったい、いつのお話ですか?」というくらい、何ヶ月も前の出来事をお話しましょう。
いったい、いつの話やね~んシリーズ 〈ニューヨーク編〉の始まりです。

私の大好きなブルックリン・ブリッジ

今年4月ニューヨークへ1週間ほど行ってきました。旅の目的はひとつ。約2年半駐在生活していた街を歩いて巡ること。無計画な行き当たりばったりの1週間を、ただひたすら自分達の足で歩いてみようと思ったのです。ジーパン、Tシャツ、長袖、スニーカーだけを詰め込んで「自由の国アメリカ」へ飛び立ちました。

当然時差ボケですから早朝初日からバッチリ目はさえています。旅の目的を遂行するには申し分ないコンディション。肌うつ空気はまだ冷たくて羽織るものがなければ私には寒すぎるほど。手袋も持って来ればよかったと思いました。ニューヨークの顔ともいえる中心街、タイムズスクエア近くのホテルを出発し、石畳や煉瓦造りの建物が多いウェスト・ビレッジでの朝食場所をめがけて歩き出します。

4/18 ヤンキー・スタジアムで大谷選手観てきました⚾️

パブリックパークの中心に位置する斬新な形の展望スポットヴェッセルは、イギリスの建築家トーマス・ヘザウィック氏の設計によるものです。高さ45メートルの頂上からはハドソン川とマンハッタンを一望できますが、現在は閉鎖中。開園時間内であれば、無料で建物の一階部分に入り見上げることができます。私は蜂の巣のようなデザインに何故か吸い込まれて行くような面持ちで、結構長い時間見上げていたように思います。いやいや、ここで佇んでいる場合じゃない。さあ、一気に南へと足を進めましょう!

ここは1980年に廃線となった高架鉄道跡を緑多い公園に再利用した2.3kmに及ぶハイライン。大きく両腕を振って足速に進む私です。草花が植えられたスペースはまるで空中庭園のよう。線路の隙間からたくましく伸びる雑草には力強さを感じます。サンデッキに腰を下ろしながら、流れるように走る車の波を見下ろすこともできます。パブリックアートも楽しいですよ。ニューヨーカーはもちろん、世界中から訪れる観光客の注目を集めています。

季節によりイベントやアクティビティを多数開催

エンパイア・ステート・ビルが見えます

雲間から太陽が顔を出し日差しも強くなってくると、じんわり汗も滲み出しました。冷たかった空気も心地よい風に変わります。さて14st.でハイラインから地上に降りてみましょう。

対岸にニュージャージー州が見渡せる全長7.2キロのハドソン・リバー・パーク。すると川に浮かぶ不思議なオブジェを発見! チューリップを思わせる柱を組み合わせた人工の島リトル・アイランドがありました。2021年にオープンしたNYの新名所です。なんとこの島の設計もヴェッセルを手掛けたトーマス・ヘザウィック氏。山あり谷あり展望台や円形劇場があるピア(埠頭)なんてアクティビティ満載。まさにワンダーランドですね♪

芝生に寝転び沈む夕日を見てみたい

2時間半のウォーキングを経てただいま時刻は9:30。ウェスト・ヴィレッジに到着しました。この街の魅力は最新の建築物が並ぶだけでなく、昔ながらのタウンハウスやジャズクラブ、煉瓦造りのショップやカフェを散策しながら歩くのが楽しいことです。ここで英国の朝食処を見つけました!

 

Tea & Sympathy
1990年創業、伝統的な英国料理を提供し続けています。煉瓦の建物の一階部分と道路に面して縦長に作られた店の中は、まるでイギリスにタイムトリップしたかのような場所。隣り合う椅子やテーブルの密接感は、初対面でも会話が弾む雰囲気です。

嬉しいことに一日中アフタヌーンティーをいただけます。イギリスといえば紅茶なのに、いったい、いつの話やねんというくらいなので、どんな紅茶の種類だったかも記憶にございません(笑)。淹れたて湯気が立つポットとたっぷりのミルク。窓際の小さな丸テーブルがそれだけでもうひしめき合ってます。無造作にテーブルに置かれていく日本ではあり得ないその様が、旅行客の私にとってただただ新鮮な瞬間でありました。

まずはフル・モンティ(フル・イングリッシュ・ブレックファスト)!バターがトーストの上にのって出てきた事だけでもうオモシロすぎます!

スクランブルエッグに覆いかぶさる脂肪がカリカリにならないくらいのベーコン。焼くと一層甘くなるトマトとマッシュルーム。1センチほどの厚さにスライスされた丸いものはブラック・プディングと呼ばれ、中身は豚の血、脂身、オーツ麦やハーブ、スパイスを混ぜ合わせたものです。決してデザートやお菓子ではありません。いつも食べながら思うことは、最初から色が黒いのでいつが焼きごろなのか疑問に思うのであります。さらにソーセージ!そして缶で売っているものを鍋で温めるだけの私の大好物、ベイクド・ビーンズ(大豆のトマト煮)です。

$24

そしてアメリカでいただく初めてのアフターヌーンティー。これが一人分とはさすがアメリカ!!スコーン二つにこのサンドイッチの量には驚きました。さらに小さな丸テーブルはぎゅうぎゅうになり、朝から幸せ気分全開です♪

1人$50、2人$100、3人$150、4人$200

メニューにあったエレガント・フィンガーサンドイッチは2種類。ホワイトブレッドに挟まったきゅうりとエッグ&マヨネーズ。そしてカレー風味が食欲をそそるコロネーションチキンです。具材たっぷり!

大きなプレーンスコーンはクロテッドクリームとジャムで。

ここまでくるとお腹もはち切れそうなので、大きなヴィクトリア・サンドイッチとスティッキー・トフィーのカップケーキは、一口だけお腹におさめて持ち帰ることにしました。

アメリカらしいビッグで大味なアフタヌーンティーでしたが、滞在初日を飾るビッグイベントとなりました。高カロリーではありますが、今回の旅の目的は「ただひたすら自分達の足で歩いてみる」ですから、消費カロリーで勝負します!

ティールームの隣はギフトショップになっていて、英国のお菓子、紅茶、ティーポット、カップ&ソーサーなどを販売しています。

さてただいま時刻11:30。この後カード、本、食器、ハリーポッターなどを見て巡り、夕方究極に睡魔に襲われ撃沈したことは言うまでもありません。夜はステーキを少し食べて初日を終了させました。

いったい、いつの話やね~んシリーズ〈ニューヨーク編〉、また思い出したかのように今後も登場しますので、気長にお付き合いくださいませ m(_ _)m

4/20 17:58 セントラル・パーク♪

 

Tea & Sympathy
住所:
108 Greenwich Avenue New York, NY 10011
電話番号:
212 989 9735
営業時間:月~金
11:00-21:00/ 土日9:30-21:00
URLhttps://www.teaandsympathy.com/
Instagram@teaandsympathynyc

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兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。Instagram: @n_amihey

2件のコメント

  1. アバター画像

    いつもありがとうございます!
    まだまだ寒い春だったよ〜。夜のヤンキースタジアムは凍えそうなくらいで毛布ぐるぐる巻きの人もいたよ!
    やっぱりアメリカは全てにおいてビッグで甘かった🇺🇸どんなに歩いても歩いても消費しきれてない気がする…(笑)

  2. 山本侑貴子 on

    何度かトライしたけど、なぜか
    コメントが書き込めないー!

    4月のニューヨーク🗽
    素敵💓

    ビッグサイズのアフタヌーンティーも
    アメリカ🇺🇸ならでは❣️

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