破格プライスと好立地! 多国籍ロンドンを愉しむホテル&ビストロ

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The Buxton

今日はトレンディーなエリアとして若者が集まる東ロンドンのホテル、The Buxtonをご紹介いたします。3年前にオープンして以来、ひときわ大きな注目を浴びているその魅力とは?

ロケーションは、ここ数年の発展が目まぐるしいAldgate East 駅から徒歩3分、ブリック・レーンの入り口という好立地。全15室の小さなブティック・ホテルです。

1889年築の建物を改装。歴史を感じさせる趣きがあります

サステナビリティを重視した経営で、流行や環境問題に敏感な人々が集まるホット・スポットとして今、注目されているのです。近辺に1号店を構えるCulpeper ファミリーグループが手がけるパブ&ホテルの2号店と聞いて、それも納得。

当グループはショーディッチで大成功を収めたパブ&ルーフトップ・ガーデンとホテルのThe Culpeperや、エンジェルで24年間オーガニック100%の食材を使った料理を提供しているThe Duke of Cambridge、クラーケンウェルのモダンブリティッシュThe Greenを運営。その圧倒的センスと、時代に合った経営方針がロンドナーから高い支持を得ています。

ホテル名は、18世紀のブリック・レーン在住国会議員で、地域経済発展に貢献し、人権問題に立ち上がった名士Thomas Fowell Buxton に由来。

地上階がバー兼ビストロ。どこを切り取ってもフォトジェニック。ハイセンスなインテリアが素敵です。屋内外に座席があり。

スタッフが皆おしゃれでフレンドリー。温かく迎えられてとても居心地がいい。

ホテル入り口

歴史ある建物のため、客室への移動は階段のみ。大きな荷物運搬はスタッフが手伝ってくれます(写真:Veerle Evens 氏)

ホテル周辺は16世紀末から繊維業が盛んだったエリア。その名残りで館内至るところに地元産のタペストリーが飾られています。客室は同じように地元産プロダクトのべッドカバーやラグで飾られ、地域の歴史と文化の融合を肌で感じることができます。

温かみのあるラグとタペストリーは地元産(写真:Veerle Evens 氏)

客室はダブルルームのみで、内装はモダン&シンプル。浴槽なしのシャワーブースのみのお部屋となります。

コンパクトながら、機能的で滞在に必要なものはすべてそろっています。到着時にラジオでジャズが流れているというささやかなおもてなしが嬉しい。

部屋にはエスプレッソ・マシーン、湯沸かし器、紅茶メーカーも常備。フレッシュミルクは、必要に応じてバーでリクエストしましょう。

窓が大きく、天井が高いので、15M2の広さでも、開放感あり(写真:Veerle Evens 氏)

ベッドの下にスーツケースを置くスペースがあります。

洗面台はバスルームの外。ふかふかのタオルが肌触り抜群。

近所にあるセレクト・ブックショップ、Libreriaから取り寄せた本を手に取ってみて。Libreriaはまるで映画に出てくるような雰囲気。滞在時にぜひ行ってほしい場所です。

英国発自然派スキンケアブランドBramleyがバスアメニティー。新しいスキンケア商品を試すいい機会ですね。

街中なのに、外の音があまり聞こえなかったのも高ポイントでした。

ではホテル滞在者だけの特権、宿泊者のみ利用できるルーフトップ・ガーデンにご案内しましょう。テラスで栽培している新鮮なハーブや野菜を、下のビストロ・パブの料理やドリンクに利用しているそうです。食事への期待も高まりますね!

360度のイーストエンドのスカイラインを満喫。都会のオアシスといっても過言でない穴場的スポット。朝日や夕暮れ時はとってもロマンチック~(写真:Veerle Evens 氏)

東ロンドンの人気地区で、このクオリティ。1泊125£~(2名分の朝食、VAT込み)は、ロンドンではかなりの好コスパです。立地やコスパ、サステナビリティを重視するカップル、ショーディッチ・エリアに興味がある方に断然おすすめしたいホテルです。

では、宿泊者以外も利用できる1階のビストロ・パブへご案内しましょう。ここは朝食やランチ、夕食にドリンクにと、幅広く活躍する雰囲気満点のダイニング・スペースです。

私がいただいたのは3コースのディナー。このクオリティで30£は、ロンドンではかなり良心的! 季節の食材を使ったシンプルなモダン・ヨーロピアン料理を堪能いただけます。

食材にはサステナビリティを意識した地元産のプロダクトや、イングランド南部の海から取り寄せる獲れたての魚を使用。屋上で栽培しているハーブは料理やカクテルにと大活躍。厳選したワインやビールは、生産者との直契約で取り寄せているものです。

スターターのブラータとロケットペースト、ビーツのサラダと自家製リコッタチーズ、手作りのバターとパンも最高に美味♪

マスのグリル。付け合わせのお野菜の味付けが絶妙で感動〜

お肉とっても柔らかくてジューシーでした

ラベンダーパンナコッタと、ショートブレッド。ラベンダーの味で舌も心も癒されました

ドリンクや料理の美味しさはもちろんのこと、スタッフの皆さんの温かいホスピタリティのおかげで、とても快適な時間を過ごすことができました。リピーターになる地元民、宿泊客が多いのも納得です。

16世紀末に繊維業が発達したブリック・レーン周辺には、フランス人(17世紀後半)、ユダヤ人難民(19世紀以降)、第二次世界大戦後には英連邦に加盟した旧植民地から、1950年代後半からはバングラデシュやパキスタンより移民が流入したことから、多国籍の文化が混ざる特異な歴史を育んできた足跡が今でも残っています。

そして、約15年ほど前から、区の開発プランによりアート、クリエイティブ業の発展が支援され、ストリートアートが芸術として認められたこともあり、国際色豊かなやアート活動や、ナイトライフが盛んなトレンディースポットとしての地位を確立。つまりThe Buxton 周辺は、ロンドンで最も面白いエリアのひとつなのです。

文化の融合の象徴である、ロンドンらしさを感じながらステイできるコスパ抜群のビストロ・パブ&ホテル、これからもこのクオリティと価格帯を持続していってくれることを期待せずにはいられません!

[ホテル近辺おすすめスポット]

  •  ブリック・レーン、ショーディッチ:多国籍のレストラン、トレンディーなカフェ、バー、クラブが多数。編集長のレポートはこちら
  • ロンドン塔とタワーブリッジ:ロンドン観光のハイライト
  • Sky Garden : 事前予約すると無料で36階、地上155メートルの屋上庭園と360度のロンドン展望を楽しめる。全ガラス張りで開放感がある。カフェもあり特別な時間を過ごすことができるおすすめスポット
  • Som Saa : モダンタイレストラン。カクテルも美味しくおしゃれな雰囲気で、リピートしています。編集長のレポートはこちら
  • St Katharine Docks の散歩と小さな独立系カフェWhite Mulberries。タワーブリッジや華麗なヨットが並ぶマリーナを眺めながら、このカフェで飲むコーヒーは最高
ホテル名 The Buxton
住所 42 Osborn Street, London E1 6TD
最寄り地下鉄駅 Aldgate Eastより徒歩3分
ホームページ https://www.thebuxton.co.uk/
予約電話番号 +44 (0)20 7392 2219
予約メールアドレス bookings@thebuxton.co.uk
部屋数 15
宿泊費 125GBP 〜(15M2) (VAT20% 、朝食2名分込み)
喫煙室 なし
車椅子対応客室 なし
チェックイン時間 15:00
チェックアウト時間 11:00
日本語スタッフ なし
ホテル施設 ビストロ、ルーフトップガーデン(宿泊者専用)

 

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About Author

東京都出身の旅するOL。在ロンドン18年。 日本とロンドンの旅行会社で10年以上にわたり、ヨーロッパツアーの企画や、海外ツアーコンダクターの業務に携わる。現在はプライベートの旅行や仕事上で、快適で思い出に残るホテルとの出会いに喜びを感じる日々を送っている。Instagram で、miyuki.london 名でロンドン生活の様子を投稿始めました!https://www.instagram.com/miyuki.london/

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