001 | わたしたちの健康と環境

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holistic


はじめまして。「あぶそる〜とロンドン」に健康関連の記事を連載することになりました。初回ということで、今回は簡単な自己紹介と、投稿にあたってのコンセプトと目的のお話です。

今に至るわたしの経歴

かつては、ロンドンでグラフィック・デザイナーとして会社勤務していました。もう随分昔の話です。当時は、あきれるほど健康に無頓着で、朝食はデスクで食べるチョコレート・クロワッサンとコーヒーが定番。残業の日には、デリバリー・ピザが夕食代わりということもしばしば。締め切りが重なると、寝ても仕事をしている夢を見たりして、起床時から疲れた状態。からだの中で何が起きているかなど考えたことはありませんでした。今振り返ってみれば、交感神経にスイッチを入れたまま何年も走り続け、徐々にバランスを崩していったのがよく見えます。2003年に貧血で倒れて頭部を負傷。打ち所が悪かったなら、明日はないのかもしれないという数日間を過ごしました。その間、生命と自分の人生について考えさせられ、転職を決意。その後、レイキ・ヒーリングやマッサージからスタートし、セラピストとして働きながら、各種の補完・代替療法について学びました。現在は、ニュートリショナル・セラピー(食事療法)を中心に、ナチュロパス(自然療法士)としても活動しています。

何事もバランス

仕事を通して、 交感神経優位(緊張状態)が慢性化している人が、多いことに気づきました。この場合、頭(思考)の感覚で行動する傾向にあり、からだとのコミュニケーションがうまくとれていなかったりします。自分もかつてそうだったように、自覚症状のない人がほとんど。長期でからだからのサインを無視する(または見逃す)と、脳との神経伝達ネットワークがうまく機能しなくなり、体調不良になったりします。

日々いろんなことに追い回されがちな現代人。心身ともに健康でいるには、脳とからだがちゃんとつながっている状態を保つことが大切。からだからのメッセージをキャッチするのが簡単になると、バランスの見極めも適切になります。

この状況のスケールを大きくすると、同じことが地球上でも起きているように見えます。いつまでも無理を強いると、当然ながら地球が不健康な状態(すでに病気ともいえますが)になってしまいます。不健康な地球上で、健康に生きることができるのでしょうか? 人間の原点を振り返れば、改善するべきことは、自ずとクリアに見えてきますよね。まずはわたしたちが、個人レベルでできることから、改善していく必要があるのではないでしょうか。

 一日も欠かすことなくやって来る夜明け。いつまでも美しいものであってほしいもの。

一日も欠かすことなくやってくる夜明け。いつまでも美しいものであってほしいもの。

疑問に思うことから、最新情報や事実の追究へ

昔と違い、大半の現代人が普通に送っている生活は、自然との調和から遠くかけ離れたもの。なぜ人間だけがどんどん自然から離れていったのでしょうか? わたしたちはテクノロジーを駆使して、便利で都合のいい生活を手に入れましたが、果たして正しいことをしているのでしょうか? 日々疑問に思うことが、たくさんあります。仕事の関係で、リサーチに費やす時間が多くなってきたのと同時に、環境を中心とした世界の全体像がクリアに見えるようになってきました。わたし一人は小さな存在ですが、ここに情報を提供することは、わたしの仕事同様、波紋を広げるためのステップ。個人レベルで、まずは自分自身、そしてまわりの人や環境、そして地球へとつながる健康の連鎖反応が起きればいいなと思っています。

 ホリスティックな考え方

医学や技術の進歩に伴い、かつては無理とされた、多くの生命を救うこともできるようになりました。すばらしいことです。でも同時に、薬漬けになって不健康な状態で長生きする人も増えているのが現状。人生のクオリティについてよく考えさせられるため、健康でしあわせな毎日を送るためには何が必要なのかを、ありとあらゆる角度から研究中です。ということで、編集長のまゆさんが、コンセプトにフィットしたタイトルを考えてくれました。

タイトルに使われている「ホリスティック」という言葉は、健康関連のことやものによく登場します。語源はラテンでHolo(Whole=全体)。ナチュラル・ヘルスの世界では、この「全体」を「からだ・思考・精神/魂」という、3つのカテゴリーに解体し、すべてがバランスよく統合されている状態を「健康」としています。個人的に、この3つの要素は、地球や環境とは切り離すことのできないものという理解でいるため、環境の改善につながるトピックから、個人レベルでの健康やしあわせな暮らし方に関する情報までを、みなさんと共有する予定です。どうぞよろしく!

 

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About Author

徳永 ゆり子

大阪府出身、1996年よりロンドン在住。京都で8年、ロンドンで7年間グラフィック・デザイナーとして働いたのち、2004年に補完・代替療法の世界に入る。CAM(コンプリメンタリー/オルタナティブ・メディスン)プラクティショナー。CThA、BANT正規会員。ハックニー地区にあるコンプリメンタリー・ヘルス・クリニックを拠点に、ロンドン内で活動中。好きなこと:健康的でおいしいものを作って食べること、ナチュラル・ヘルス・フード・ストアでヒット商品を探すこと。好きな色:ピンク紫(夕暮れ時の空の色とか)。好きな言葉:(実現の状態を)見る前に信じること(”You’ll see it when you believe it.” by Wayne Dyer)。

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