The Lanesborough Themed Traditional Afternoon Tea
世界中の人を惹きつけてやまない、イギリスを代表する食文化と言えばアフタヌーン・ティーです^^
アフタヌーン・ティーはもともと19世紀に生まれた上流階級の文化で、一般庶民に現在の形で浸透し始めたのは意外とのちになってから。もっとも19世紀半ばから高級ホテルではアフタヌーン・ティーを提供していたようですが、そういうホテルに出入りする人々にとっても、きっとスペシャルな時間でしたよね。
さて、21世紀に生きる私たちが3段トレイのアフタヌーン・ティーを楽しむのも、やはり特別な機会があってこそ。誰もが憧れるアフタヌーン・ティー・・・ちょっと覗き見してみたくはないですか?^^ そこでアフタヌーン・ティー体験レポートをご紹介するページを作ってみました!
いくつか過去にご紹介した記事をこのカテゴリーに入れてみましたが、正式には今回が初めてのご紹介です。先日、特別な機会があったのでハイド・パーク・コーナーに佇む元貴族の館、レインズボロウ・ホテルのアフタヌーン・ティーに行ってきましたので、その時の様子を少し^^
レインズボロウは、客室とスイートを合わせても93しかない5つ星ブティック・ホテルです。だからこそゆき届く気配り、品格というのがあり、バトラー・サービスもその一つ。細部のどこを見てもラグジュアリーを感じることに変わりはないのですが、絢爛豪華というよりも上質な「品」の良さが漂い、不思議と落ち着ける空間になっているのです・・・
さて、アフタヌーン・ティーはレストランも兼ねる「Céleste セレステ」でいただきます♪ 美しいアーチ型のガラス天井から自然光がふりそそぎ、光の粒子がそこにある全てを優しく、グラマラスに包み込んでくれるスペシャルな舞台です。
レインズボロウでは季節ごとにテーマを決めてアフタヌーン・ティーをデザインします。今回のタイミングでは、あのベルグレイヴィアの女王(と勝手に読んじゃいますが^^; )ペギー・ポーションさんとのコラボレーションでした。
ペギーさんと言えば、ピンク・シャンパンを思わせるパステル・ピンクがテーマ・カラー。シュガークラフトとカップケーキで一世を風靡したドイツ生まれのパティシエです。季節ごとに花で飾られるベルグレイヴィアのオリジナル店は、いつもエントランスで写真を撮る人でいっぱい^^
英国ではカップケーキのことを「フェアリーケーキ」と呼びますが、ペギーさんがデザインするそれは、まさに妖精のおやつそのもの。小ぶりで可可愛らしくふわりとした色合いで・・・♡ 今回もそんな彼女の面目が躍如しているアフタヌーン・ティーをいただくことができました♪
以前、ペギーさんにインタビューしたことがあるのですが、彼女はこう言っていました。
「エルトン・ジョン主催のチャリティー・パーティーで作ったシュガークラフトのセンターピースが大成功を収めて、同じようなシュガークラフトの仕事がセレブたちから数多く舞い込むようになったけど、本当に作りたかったのは、ウェディング・ケーキだったのよね〜」
「自分にしかできないデザイン」を心がけているというペギーさん。最近はチェルシーのKings Roadにフラッグシップ・ショップを出して食事もサーブすることにしたようで、新しい分野にも挑戦されていますね^^
レインズボロウの春色ペギー・アフタヌーン・ティーは、2020年3月3日から6月2日まで。ピンクのシャワーを浴びて女子力をアップしたい方はぜひ ^^
The Lanesborough Hotel
www.oetkercollection.com/hotels/the-lanesborough