ロマーニャの郷愁、ランブルスコと生ハムの響宴

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In Parma by Food Roots   イン・パルマ・バイ・フード・ルーツ

食天国イタリアでもグルメ度の高さでは比類のない北部エミリア・ロマーニャ地方のスローフードと、鮮やかなルビー色をした天然発砲ワイン「ランブルスコ」の専門店。メニューの品揃えとしては、かなりユニークな特化型タイプのレストランです。

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店名の一部にもなっている「FOOD ROOTS」は、良質の伝統食品を生産するヨーロッパの小規模生産者の保護を目的とした「Protected Designation of Origin(PDO)」認定の食品を扱う団体のこと。つまり当店で食べられるハムやチーズは、クオリティにおいて本当に安心できるものだけなのです♪

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ウッド・ボードでサーブされるイタリア北東部の上等のハム類やチーズ類はいろいろな組み合わせが用意されているので、お好みでシェアしつつランブルスコで流し込むのが当店流。本場では普通のガラス・コップに入れて飲むらしいのですが、ここではカフェオレ・ボウルのような陶器の器に入ってくるのがなんともお洒落。かすかな発砲を舌の上で感じながらフルーティーでスムーズなのどごしを味わってみてください。

ハウス・ランブルスコのFOIETAとハムの盛り合わせのうち「In Parma」。

ハウス・ランブルスコのFOIETAとハムの盛り合わせのうち「In Parma」。

完熟トマトとフレッシュ・モッツァレラ、そして生きのいいロケット菜のカプレーゼ。素材が違う!

完熟トマトとフレッシュ・モッツァレラ、そして生きのいいロケット菜のカプレーゼ。素材が違う! 左下はパルマ地方名物の「CAPPELLETTI IN BRODO」。帽子型のラビオリをミート・ブロスでいただきます。

ランブルスコの種類は常時7種類を用意。ハウスにあたる「Red Lambrusco IGT “FOIETA”」で十分この珍しいレッド・スパークリング・ワインの美味しさは堪能できるので、まだランブルスコ体験をされていない方はぜひ♪

ランブルスコはこのきめ細かい泡立ちが特徴! 

ランブルスコはこのきめ細かい泡立ちが特徴! このラビオリにちょっぴりランブルスコをふりかけて食べるとご当地風!?

ホット・フードはパスタ、ポレンタ、リゾットが数種類日替わりで登場。手打ちパスタや柔らかいポレンタにミート・ラグーがかかった品など田舎風の素朴な味わいに誠実さが感じられます。小さな店なので予約必須ですが、アフター5の早い時間であれば待たずにゆっくりと良質ハムとワインで美味しい時間を過ごせそう。パスタやピザだけではないイタリアンをお探しなら、ぜひこちらへどうぞ。

10 Charlotte Place, London W1T 1SH

店名In Parma by Food Roots
最寄り駅Goodge Street
住所10 Charlotte Place, London W1T 1SH
電話番号020 8127 4277
営業時間月〜金 11:00 - 15:00 / 18:00 - 23:30 土 13:00 - 23:30 / 12:30 – 22:30
URLhttps://www.in-parma.com
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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