ボランティア初日、ドキドキしながらショップに向かいました。私のシフトは、毎週金曜日・午後1時から4時までの3時間です。本来のシフトは閉店時間(5時15分)までなのですが、小学生の息子のお迎えの為に短くしてもらいました。
開始10分前につくと、店内では Marieと3人の女性のボランティアが忙しそうに働いています。私を見つけたMarieが、マダムたちに私を紹介してくれます。Emma、Jackie、Sueは60代くらいの年齢で、昔から働いているベテランさんで、朝のシフトです。Emmaは裏方で、JackieとSueはレジ、3人ともにっこり気さくな方たちで、ちょっと安心しました。
それにしても、午後のボランティアは、私だけ?と思っていると、Marieが「午後はもう一人。もう来るはずなんだけど。彼女は日本人よ」。もう、奇跡すぎです。チャリティショップで日本人が働いている話はこの辺りでは聞いたことがありません。私自身、見かけたこともありませんでした。それが、このお店にいて、しかも 同じシフトに入っているなんて!!
彼女はアカリさんといいました。一時間ほど遅れてきたアカリさんは、小柄で大きい目の、笑顔が可愛い人でした。学生さんかな、と思っていたのが、話しているうちに私より10歳年上ということが判明、びっくり! イギリスに永住していて、仕事が見つかるまでここで働いている、との事でした。アカリさんはお休みされることも多く、また 半年ほどで仕事がみつかり辞めてしまわれたのですが、それでもスタート当初 彼女の存在は、とっても心強いものでした。
午前の3人が帰ってしまうと、MarieがTill(レジ)の仕事を教えてくれました。「このボタンはこうでああで」「20ポンド札受け取るときはこのチェッカーに通して偽札じゃないか確認して」「50ポンド札は受けとりを拒否して」「お釣りを渡すときは、5ペンスコインより、まず細かいCopper(1,2ペンスの銅コイン)から出来るだけ使ってね」「カード支払いは、ミニマムエクスペンス(最低支払額)5ポンドからOK、操作方法は…」 うぉぉぉ、急すぎて、む、無理…(-“-;;)。 が、Marieはパニクる私を傍目に「じゃあ、It’s all yours! 私、奥でお昼ご飯を食べてくるから。大丈夫、もうアカリもくるだろうし、何かあったらいつでも呼んで。じゃあ、よろしく!!」と、奥の作業所兼事務所に引っ込んでしまいました。
レジ。あぁ、大学生の時の短期バイト以来、あれって今からどれだけ前に・・・など昔を懐かしむ間もなく、次から次にやってくるお客さん。英語で接客しつつの、レジです。英語は、値段を伝え、買ったものをバッグに入れてほしいかどうか、そしてThank you!と伝えればとりあえずは大丈夫ですが、とにかくレジの打ち方がややこしくて、マリーに随分手伝ってもらいました。
それでも 途中からアカリさんも来てくれ、少し慣れてきて客足が途絶えた時、ふと店内を眺めました。お客さん目線でなく、スタッフとしての、レジからの眺め。昔から、ずっとやってみたかった、チャリティショップのボランティア。。。おぉ、ついに夢がかなったんだ!と思うと、じんわり嬉しくて、、、
あぁ、ボランティア、申し込んでよかった。毎週頑張るぞー。これからよろしく!と心の中でさけんだのでした。