Neo Bistro ネオ・ビストロ(閉業)
レンガの壁にミニマルなインダストリアル・インテリア。モダン・テクノロジーを駆使した旨味のあるシンプル・ディッシュ。東ロンドンではもはやおなじみの風景となった肩の力を抜いた今風ビストロ・スタイルのレストランが、中心部の高級地区メイフェアに今年6月に登場して評判です。今回のレポートは、実は7月に訪れたときのものなので白アスパラガスなんかが料理にあってすみません・・・ ^^; (7月でも季節はちょいズレてますけれど)
オープン直後だったためサービスにぎこちなさが若干あったものの、ある面ではすでに完成された落ち着きを見せていました。それもそのはず、かの一つ星パブ、Harwood Armsのシェフとクラーケンウェルにあるモダン・ブリティッシュで業界受けのいいAngloのシェフがタッグを組んでいる注目のレストランなのですね。それで私もいそいそと訪れてみたのです。
絵画のように美しく盛りつけられる料理は、「そつがない」という言葉がぴったりの優等生的な仕上がり。ビートルートのサラダやトマトのサラダあんかけ、サーモンのソテーに白アスパラガスのベジタリアン・ディッシュなど、ちょっとした工夫や目新しさのあるお皿の数々でした。
例えばトマト・サラダの上にのっているのは、温かい出汁のゼリー。旨味のあるふるふるゼリーあんかけと一緒にスライスしたトマトをいただきます。白アスパラガスはシャキシャキ感も残した調理法で、たしか同じような食感のキクイモが入ったホワイト・ソースでいただきました。食べたことのない料理だったし、目新しさもありました。
ここの料理を食べてみてすぐに思ったのは、同じくイーストにあるElloryという店と同じような料理を作るシェフだなということ。どんな特徴かって? 素材をうまく使って上品な美味しさに仕上げてある、盛りつけはある程度の工夫はあるが基本シンプル、量はさほど多くないが、技術に見合ったお値段はする。どういう料理か分かります? なんていうか、目の前にやってきたときのワクワク感がね、あまりなかったんです ^^; これは完璧に好みの問題だと思うので、お洒落に現代風の間違いのない料理を楽しみたい方にはおすすめ。とくにメイフェアにはこういったタイプのブリティッシュ・ビストロは少ないと思うので、ある意味重宝するでしょう。
それともう一つ。この手の店は、思い切ってテイスティング・メニューに挑戦するほうが満足度はぐんと高いということです。ネオ・ビストロは土曜日のディナーのみテイスティング・メニューを提供しているので、そちらを試してみられてもよいと思います ^^
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