トルコに息づく、いにしえの大地母神の名を戴いた美しいトルコ料理レストラン。キベレはギリシャ神話で言うとアルテミスと同じ存在のようなので、月の女神ですね ^^ ギリシャ文明の影響が強いエーゲ海沿いのエリアに伝わる女神様みたいです。大地の女神は、もちろん豊穣の女神。土地から授かる豊穣を楽しみましょう♪
マスタード・イエローやオレンジなど暖色を基調とし、むき出しレンガの壁とモダンな家具を合わせたインテリアは伝統的なトルコ料理レストランとは一線を画し、居心地のよさと非日常的な高揚感の両方を感じられる見事なスタイル。私自身は入った瞬間に恋をしてしまいました ^^
メニューにはもちろん代表的なトルコ料理の名前が並びますが、注文して出てくるお料理はどれもワンランク上の装い。チョリソーのような味わいのビーフ・ソーセージやハルミ・チーズといったものでさえ、サラダと一緒に美しくプレゼンされます。中には山羊のチーズとクルミのサラダといった西洋との折衷精神が感じられる料理もあり(美味しい!)、テイストにメリハリを与えていると同時に、連れの中にどんな食の趣向の人がいてもそれなりに楽しめるように デザインされていると言えるのかもしれません。
そしてそして、事前にリサーチしてくれたトルコ料理好きの友人によると、このレストランの名物料理は野菜を詰めたチキンの栗ソース「Kestaneli Tavuk」、そしてラムと野菜の煮込み料理「Incik」なのだそう。さっそく注文!
チキンに栗のソース? これが意外とあっさりとしているうえに、繊細なコクも感じられて美味しい! 付け合わせのマッシュポテトもかなりリッチで滑らか。面白いコンビネーションの一皿ですがハーモニーあり。バルガーウィートと一緒に供されるラムの煮込みには野菜もいっぱい。これは一人で全部平らげたい美味しさでしたw ラムと野菜の量のバランスも◎
さて、この手のトルコ料理レストランは、デザートも期待できます! というわけで伝統のバクラヴァのデザートを注文してみると・・・ピスタチオのバクラヴァにピスタチオ・アイスがついてきて大満足☆ ミルクプリンはライスプリンでしたがココナッツアイスとの相性もよくさっぱりといただける日本人好みのお味。
雰囲気がたいへんよく、総じてお味のよいレストランでしたので(お値段もリーズナブル)、また何か機会があればぜひ再訪してみたいです♪