Camellia’s Tea House カメリアズ・ティー・ハウス
リーフ・ティーを愛する方なら、緑茶や紅茶を含むほとんどのお茶が「カメリア・シネンシス」という樹木から作られていることをご存知だと思います。カメリアズ・ティー・ハウスの名前は、その偉大なる樹に敬意を表し、オーナーであるティー・マイスターとホメオパスの兄妹デュオが付けた名前。
お茶を飲むというごく日常的な楽しみから、私たちの健康を促進することができないか。そんな哲学が創業のストーリーとして語られます。2007年の創業当時はティーンたちの聖地、カーナビー・エリアにあるキングリー・コート内にありましたが、昨年くらいに世界有数の観光名所でもある大英博物館前に堂々と引っ越しし、その健在ぶりを見せつけてくれました。カメリア・シネンシスを意識してか、お店はグリーンで統一されています^^
昨年秋頃にのぞいたときは、カウンターの上にところ狭しとケーキ類が並んでいたのですが、先日訪れてみると、すっかりスッキリとした様相になっていました。お菓子類がケース内に仕舞われただけかもしれませんが、実はケーキなどで目を誤魔化さなくとも、お茶だけで十分に勝負できる、そんなふうに宣言しているようにも見えるほど、店内にはお茶、お茶、そしてお茶! ティールームでありながら、以前と同様、ショップも兼ねているのです。
そして、お茶にはスコーンですよね^^ 2名でクリーム・ティーを一セットとお茶を一つ注文してみましたら、なぜかスコーンが3つで登場! 10ポンドちょっとするものではありますが、ちょっと得した気分。少し小ぶりのスコーンは私好みのビスケット・タイプではなく、どちらかというとパンのような食感タイプだったのですが、十分に美味しくいただけました。
茶葉の種類は豊富です。ホメオパスであり、薬草にも詳しいオーナーのルブナ・メイダンさんによると、彼女自身がカフェでカモミールやミントなどのシングル・ティーを注文することに飽き飽きしてしまったからと、創業の理由を語っています。自分ならば、もっともっと豊かな香りで健康に良いお茶をブレンドできると。緑茶や紅茶には抗酸化作用のあるフラボノイドだけでなく、ビタミンC、B、Eなどのビタミン類も含まれているそうです。1日に数杯のお茶は、確実に健康を促進しそうです^^
何より、ここの茶葉は全て手でブレンドされていて、パッケージも手作りのものが多いとのこと。ティー・ソムリエの養成講座も主催するなど、お茶への情熱は計り知れません。日常的にいただくお茶に秘められた、奥深い歴史と文化。そんな背景に思いを馳せながら、今日も一杯のお茶をいただきましょう♪