Hello Darling ハロー・ダーリン (閉業)
「ハロー、ダーリン?」
リンリン、リリン、リンリンリリンリン・・・♪♪♪
な〜んて大好きな懐メロを思い出してしまうチージーな店名^^ 今日はウォータールー駅すぐ近くの歴史ある劇場、Old Vicの裏手にこの春、新しく登場している素敵なレストランをご紹介します♪
ウェブサイトを覗いている時は「“ガーリー”がコンセプトなのかな?」という印象を受けただけでその全貌がわからなかったのですが、実際に訪れると印象がガラリと変わり・・・今年のベスト3に入るお気に入りとなりました^^
何が素敵かって・・まずはそのインテリア! ここは舞台美術デザイン・スタジオが、アート・スペース「Vaults」と「マスターシェフ」優勝者がチームを組んでオープンした、最高にウキウキできる劇場タイプのレストランなのです。
といっても、お隣のOld Vicとはほとんど無関係(大家さんみたいですが^^)。純粋にここは、ハリエット・ダーリンさんとエリス・エッジさんがデュオを組む舞台デザイン・スタジオ「Darling & Edge」がいくつかのパートナーシップを得て立ち上げた独立系レストランで、とにかく舞台美術の専門家である二人が手がけたインテリアに大注目!!
中央にあるバーではボタニカル・ベースのカクテルが中心にサーブされ、観劇の前後に一杯ひっかけるのにピッタリ、雰囲気たっぷり。バーの周りと奥にはテーブル席が設けられ、全て手作業でしつらえた舞台セットのようなデコレーションが素晴らしく、考え抜かれたテーブル上のディナーセットと合わせて、もう目が釘付けです。
年代で区切って○○スタイルなどと言いますが、二人のセンスはそのどれにも当てはまらないユニークな折衷主義。おそらく、ただ自分たちが好きなスタイルをこのプロジェクトで創り上げたのでしょうが、それがドンピシャ現代ロンドンのスタイルと合致しているところがさすがだと思います。
さて、食事の方ですが・・・インテリアだけが素晴らしくて食事が今ひとつであれば、こんなに騒いだりはしません。食事にもシアター・コンセプトが行き渡って見た目楽しく遊び心があり、お味の方も最高によかったのです〜。もう何度でも通うしかない感じですw
お料理は本当にどれも美味しかったのですが、とくにスウェードとキュアード・エッグを合わせた「スウェード・タルタル」は来られたら絶対に食していただきたい一品。味のアクセントはマーマイトです。想像してみてください。少し締めて濃厚になった卵黄とマーマイト。生卵&醤油の感覚です。そこに、まろやかな口当たりのスウェードのタルタルを絡めていただきます♡ ここのシグニチャーに勝手に指定しちゃいますw
とてもフレンドリーだったウェイターさんによると、この夏にシェフが交代したばかりと言っていたので、立ち上げに関わったマスターシェフ優勝者さんはもういないと思うのですが、新シェフの腕前に脱帽! このメニュー開発は新しいシェフによるものみたいです。さらにお値段もリーズナブルで言うことなし。
レストランは天井も高くスペースも広くて、ワクワクするようなボックス席も2つほどありました。さらに! 実はトイレの脇にヒミツのドアがあり・・・その先では夜な夜なパーティーが・・・ ^^ なんて。貸切できるパーティー・スペースがあるみたいなので、興味ある方はスタッフさんに聞いてみてくださいね。
ここはオーナーさんがクリエイティブなので、今後もいろんなイベントが行われていきそう。今後の動きも要チェック! 思わず興奮調のレビューになってしまいましたが・・・あぶそる〜とイチオシの新レストランです♡