スカル&ヘビメタ! 黒いノリと実力が受けてる変わりターキッシュ

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F.K.A.B.A.M  フカバン

※2021年9月よりBlack Axe MangalはF,K,A,B,A,Mとなって蘇りました。

北ロンドンのハブ、ハイバリー・コーナーを通るたびに、このスカル系の中東レストランが気になって気になって仕方がなかった(笑)のですが、なかなか「一緒に行こうよ」と声をかける人も思い浮かばず・・・2015年の登場以来となりますが、満を持して?行ってまいりました、Black Axe Mangal。思った以上に素晴らしいレストランでした♪

シックスティーズのファッションを牽引したオジー・クラークのイラストが・・・なぜか。

 

濃ゆいデコレーションの店内。遅くなると混んできます。

店内は本当に小さくてカフェ食堂のような雰囲気。キッチュな花柄のテーブル、真っ黒な壁に真っ赤な椅子、毒々しい花のウォール・ランプ・・・オーナー・シェフの趣味を100%反映したヘビメタなインテリアですが、奥にある薪のピザ窯は本格派で、あっと驚くような変わりトルコ・ピザを食べさせてくれます^^

スイカとトウチ! 合うね♪

秋の終わりに訪れたので、サラダにはスイカも使われています。マリネしたスイカのシャクっとした甘みと、味に深みのあるトウチの組み合わせが素敵で、彩りも鮮やか〜!  テーブルの柄と否応なくマッチしてます。

店名通り、本格的なマンガル料理=グリルもあるのですが、この日は軽くシェアするメニューをチョイス。名物のイカスミ・ピザ&スモーク・タラコ、そしてカリフラワーのグリル+カラスミを試してみました。

右がイカスミ・パン。左がカリフラワー。彩りも美しいけど味もいい!

このイカスミのピザの絵画的センスには脱帽! 真っ黒パンの真ん中に、ぎょろりと光る大きな目玉。そして唇のようにデコレーションされたスモーク・タラコ(タラコ唇とはこのこと〜?笑)。見た目もびっくりしますが、味の良さにも驚きます。風味豊かな窯焼きパンにたっぷりとスモーキーなタラコ・ディップをつけて召し上がれ♪  香ばしく炭火焼されたカリフラワーは、フレッシュでマイルドな山羊チーズ・カードを添えてカラスミの塩気と一緒にいただくと、シェフの意図したところがよくわかる仕組み。

オーナー・シェフのリー・ティアナンさんは、クラーケンウェルの老舗一つ星レストラン、セント・ジョンで10年勤めあげた人で、最後はスピタルフィールズのセント・ジョン・ワイン&ブレッドでヘッドシェフとして腕を鳴らしていたのだとか。牛の骨髄(ボーン・マロウ)を使ったメニューは、修業先へのオマージュなのかもしれませんね。今年11月に出たレシピ本ではセント・ジョン創業者のファーガス・ヘンダーソンさんによる一文もあるようです ^^

この日は3品しか注文しなかったけど、絵画的センスのある彩りとデコレーションの美しさに目を奪われる料理の数々・・・本当にまた訪れたいクールなレストランでした^^   ただし!夜遅くなるといつも大変混雑しているので、早めに席を確保することをお勧めします。

156 Canonbury Road, London N1 2UP

店名F,K,A,B,A,M
最寄り駅Highbury & Islington
住所156 Canonbury Road, London N1 2UP
電話番号
営業時間月〜金 18:00 – 22:30 土 11:00 – 15:00 / 18:00 – 22:30 日 11:00 – 22:30
URLhttps://www.blackaxemangal.com
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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