上等でモダンなアメリカ料理の今

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Two Lights  トゥー・ライツ(閉業)

二つの光?  アメリカの地理に詳しい人なら、これがメイン州にある州立公園の名前であると気づくはず。そう、ここは東ロンドンにあるモダン・アメリカン・レストラン。世界ランキング27位と今やイギリスを代表するレストランとなったClove Clubで3年に渡ってヘッドシェフを務めていたアメリカ出身のチェイス・ラヴェクリーさんによって、2018年秋に立ち上げられました。

ベトナム料理店が軒を連ねるKingsland Road沿いにポツンと佇むモダン・アメリカン。

アメリカンなスケールからすると、きっととても小さなスペースなのかも ^^

右奥にある隠れコーナーは4人程度のグループに最適♪

モダン・アメリカンってどんな料理なのでしょうね? メニューを見る限り多くはモダン・ブリティッシュと同じアプローチだとは思うのですが、ポテト・ロールやフライド・チキン&ビスケット+グレービー&ハラペーニョ・マヨといったメニューに、その片鱗を伺うことができますね^^  それにしても従来のアメリカ料理のイメージからはかけ離れ、どれも洗練されていること。それはモダン・ブリティッシュも同じか^^;

左はトマトとスイカとブラータのカプレーゼ・サラダ。とてもよく考えられた味のバランス。美味しい! 右は生野菜のアンチョビ・ハーブ・ディップ。夏っぽいメニューで申し訳ないw

タラのロースト! タラはこうやっていただくのがいちばん美味しいと感じます♡ 野菜もたっぷり。

バターミルクのフライドチキン! 四角いビスケットはスコーンそのもの。大人のお子様ランチですね。

フライド・チキンはあくまでジューシー。しっかりとした下味。ホクホク肉々しい食感と四角いスコーンといった趣の可愛らしいビスケットが、まるで上等のお子様ランチのように大人の目と舌を楽しませてくれます。オーブンでローストしたタラは肉厚で柔らかく、ムール貝などの魚介出汁のクリーミー・ソースがコクを添えて美味。一緒に訪れたグルメな友人はすでに何度も通っていると言っていたから、きっと味も安定しているのでしょう。

季節が合えば、イワシのフライを白パンでサンドした定番の一品をいただけるのだとか。この日はメニューに載っておらず、残念! カツ・サンド流行りのロンドンだから、きっときっと人気も上々なのでしょう^^

モダン・アメリカンと銘打ってはいますが、アメリカンに限定されず味のいいモダン料理をいただけるカジュアルな名店です。Kingsland Roadに来たけどベトナム気分じゃないな〜というときは、ぜひお試しください♪

28 Kingsland Road, London E2 8DA

店名Two Lights
最寄り駅Hoxton / Shoreditch High Street
住所28 Kingsland Road, London E2 8DA
電話番号020 3976 0076
営業時間火〜木 18:00 – 22:30 金・土 12:00 – 14:30 / 18:00 – 22:30 日 12:00 – 15:00 / 18:00 – 22:00
URLhttps://twolights.restaurant
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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