Wun’s Tearoom & Bar 蘊<ウンズ>ティールーム&バー
ウォン・カーウァイ監督が描く思わせぶりな香港映画の舞台・・・。そんな独特のレトロ感を漂わせる広東風のティールーム&バーがこちら、Wun’sです。
ロケーションはソーホー内のとっても目立つ場所。Greek Streetの南側、交差点角地に面しているので、昨夏はアルフレスコ・ダイニングでたいへん賑わっていました^^
オーナーは香港系の奥様とイギリス人の旦那様のご夫婦で、こちらの場所は2017年から人気のイベリコ豚チャーシューの肉まんなど点心類を扱うBun Houseの旗艦店としてスタート。中華街の方にもう少し大きなキッチンがついた場所を確保したあと、2019年夏に、よりレストラン・バーの性質が強いWun’s Tearoom & Barとして再誕生しました。
この辺りを通るたび、レトロな雰囲気を醸すインテリアに見とれてしまうので、夏のある日の夕方、一人でしたがちょっとお茶がてら座ってみました。中国茶のリストは短いですが、いい茶葉を扱っているようですよ。食器類を見てもわかるように、お客さんが求めるものをよく知っているようです^^
お茶を飲みながらおつまみをいくつか注文。ピリ辛ナスのディップを上質のパフ・ペイストリーと一緒にいただく一品も、串焼きのラムも美味しく・・・後日友人を誘ってまた再訪しました。
再訪時に案内されたのが・・地下のバー・スペース♡ そこはトニー・レオンやマギー・チャンが暗闇に紛れてバーに座っていそうな妖しげな雰囲気の隠れ家。「1960年代のノスタルジックな香港」がインテリアやメニューのコンセプトみたいで、オーナーさんはきっとウォン・カーワイ監督の映画の世界を再現したかったのかなーなんて、勝手に想像してしまいます。
いただいた料理はどれも美味しくリーズナブルで・・・雰囲気などすべて総合すると、現時点で私のお気に入り中華料理レストラン、トップ3に躍り出ました(笑)。スタッフの皆さんも人懐こくサービス精神に溢れ、ともかく居心地よく時間を過ごせること請け合い。
こちらのシグニチャーは、イベリコ豚を使ったチャーシューなんですよね。残念ながら私たちはいただかなかったのです。でも!このチャーシューがミールキットになって全国区で販売されているので、ご興味ある方はぜひ。住所を入れると注文画面に進みます。
中華街Lisle Streetにある間口の小さなBun Houseは、このレストランのオリジナル・ブランドです。カウンター内には湯気をあげる蒸籠がいくつも並び、郷愁を感じるお店からはふかふかの肉まんをロックダウンの現在も持ち帰りにすることができます。また魚介団子やヌードルなど軽食も扱っているので、中心部の散歩で小腹が空いたらぜひ、立ち寄ってみてくださいね。
Wun’s。ロックダウンが明けたらまたリピートしたいレストランの一つです^^