ブリティッシュ・エアウェイズのA380が大変身!全クラスが刷新 ✈︎

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10月初旬、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)から、飛行機好きにはたまらないビッグニュースが飛び込んできました! なんと、総2階建ての超大型機「エアバスA380」の客室を、ファーストクラスからエコノミークラスまで全面リニューアルするとのこと!

BAでは、ボーイング777や787の一部の機材を中心に、ドア付きの個室型ビジネスクラス「クラブ・スイート」への切り替えが進んでいました。一方、A380は旧型シートが長く使われていたこともあり、「A380の改修はいつになるんだろう?」と気になっていた方も多いのではないでしょうか。

そんな待望のニュースが、ついに発表されました! 今回の発表会が行われたのは、ロンドンのザ・ペニンシュラ・ホテルにある「Brooklands Bar」➡️  www.peninsula.com/en/london/hotel-fine-dining/brooklands-bar

発表会の会場となったBrooklands Bar

「あれ? ブルックランズって、どこかで聞いたことがあるような……」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。そうなんです!以前の記事『コンコルドを見たい、体験したい~Brooklands Museum編』でご紹介した、あのブルックランズ博物館にちなんだ名前なんです。

航空やモータースポーツ好きには、ちょっと気になる素敵なバーですよね。こちらについては、また改めて詳しくご紹介したいと思っています。

発表会に合わせて用意されたドリンク

そんな特別な会場で発表された、今回のA380改修計画。BAの会長兼CEO、ショーン・ドイル氏も、今回の取り組みを同社の航空機に対する投資の中でも特に大規模な変革の一つと位置づけています。

ショーン・ドイルCEOによる挨拶

そして驚いたのが、今回の改修では、1機あたりなんと35,000点を超える部品が取り付けられるということ!
これはかなり大がかりな改修になりそうです。

それでは、気になる新しい客室をクラスごとに見ていきましょう! なお、BAのA380は現在、日本と英国を結ぶ直行便には使用されていませんが、ロンドン・ヒースロー空港を拠点に、アメリカなどへの路線で活躍しています。サンフランシスコやヨハネスブルク、シンガポールなどへ旅行される方は、今後A380に乗る機会があるかもしれませんね。

目玉はやっぱりファーストクラス!よりゆったりとした特別な空間へ

今回のリニューアルで、まず注目したいのがファーストクラス「ファースト」です。

A380の1階前方に配置されるファーストクラスは、これまでの14席から12席へと減席。その分、よりゆったりとした空間へと生まれ変わります。内装を手がけるのは、英国とアイルランドの専門デザイナーや、世界水準のメーカーなど。BAらしいヘリンボーン柄や、温かみのある木目調のパネルが取り入れられ、落ち着きのある上質な空間になるようです。

落ち着いた色合いが素敵な新しいファーストクラス

華やかさだけでなく、ゆっくりとくつろげる雰囲気も大切にされているのがいいですね。長距離フライトだからこそ、こうした空間の違いはうれしいものです。

タータンチェックのナイトウェア&英国らしいアメニティ

ファーストクラスでは、アメニティやナイトウェアも新しくなります。英国の老舗ブランド「Swaine」と共同開発した特製ユニセックス・アメニティキット。

実物を見て、まず感じたのは「おお、これはなかなか素敵!」ということ。どこか懐かしさを感じるデザインなのですが、実は、初期の航空旅行者が使っていた伝統的なスーツケースから着想を得ているのだそうです。なるほど、だからこんな雰囲気なんですね! 中には、高機能スキンケアブランド「Wildsmith」の製品が6点。フェイスミストやハンド&ボディローション、フェイスクリームなどが入っています。

以前と比べても、ひと回り大きく感じるバッグ。手に取ったときのしっかりした質感も印象的でした。こういうアメニティって、旅の記念にもなるので、ついつい気になってしまいますよね。

もう一つ楽しみなのが、新しいナイトウェアです。ネイビーをベースにタータンチェックをあしらったデザインで、肌触りにもこだわったものになっています。軽量のコットン掛け布団や、新しく設計された枕も用意されるそうです。長距離フライトでは、機内でどれだけ快適に眠れるかも大事なポイント。寝具まで新しくなるのはうれしいですね。

新しいナイトウェア(左側)。かわいくて、思わず欲しくなってしまいました(笑)左上がしっかりとした質感の特製アメニティバッグ。

機内食も楽しみ!新しい「From the Grill」

ファーストクラスでは、機内食も注目ポイントです。すでに10月1日から長距離路線全体で新しいメニューが導入されており、英国産のローストラムラックやグリルサーモンなど、上質なメイン料理を好みのサイドディッシュやソースと組み合わせて楽しめるようになっています。

さらに、Studio Williamがデザインしたカトラリーや、著名なワイン専門家ジェンシス・ロビンソン氏らが開発に携わったワイングラスも採用。料理だけでなく、食器やテーブルまわりまでこだわっているのがBAらしいですね。

発表会では、機内食についても詳しい説明がありました。

新しいナイトウェアと寝具(デイブランケットを含む)は、10月1日からロンドン・ヒースロー発の長距離便で提供が始まっています。また、新しいアメニティキットも10月6日から導入されています。今後数か月をかけて、ロンドンへ戻る復路便にも順次展開される予定です。

ビジネスクラスは2階席全域に!新しいクラブ・スイート

続いて、ビジネスクラスの「クラブ・ワールド」です。

BAのビジネスクラスといえば、ロンドンー羽田便でも導入されている(A350-1000型機)ドア付きの個室型シート「クラブ・スイート」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今回のA380にも、このクラブ・スイートを進化させた新仕様が導入されます。そして、驚くのがその座席数! なんと、2階席(アッパーデッキ)の全域に106席のクラブ・スイートが配置される予定です。

A380の広い2階席をビジネスクラスが占めるというのは、なかなか迫力のあるレイアウトですよね。収納スペースも充実するほか、アメニティキットも新しくなります。

今回は、英国の高級ウェルネスブランド「anatomē」の製品を採用。さらに、アート関連企業Rise Artとのコラボレーションによって、4種類のデザインから選べるキットになるそうです。

新しいクラブ・スイートにも期待が高まります。左下がビジネスクラスのアメニティキット。

プレミアムエコノミーもエコノミーも、しっかり進化!

今回はプレミアムエコノミー「ワールド・トラベラー・プラス」と、エコノミークラス「ワールド・トラベラー」も、より快適に過ごせるようにアップグレードされます。

プレミアムエコノミー(座席数:84席)には、プライバシーを確保しやすいウィング状の仕切りを備えた新しい座席が導入され、大型のエンターテインメント画面や、新しくなった寝具も用意される予定です。

さらに、アメニティキットも新しくなり、かわいい靴下が付いてくるのもポイント。キットのバッグは、到着後にトートバッグとして再利用できるデザインになっています。こうしたちょっとしたアイテムも、旅の楽しみの一つですよね。

プレミアムエコノミーのアメニティキットに付いてくる靴下。これはかわいい!

もちろん、エコノミークラス(座席数:215席)も置き去りにはされていません。座席幅が広くなるほか、エンターテインメント画面の大型化や寝具の改良が予定されています。

エコノミークラスも快適性がアップする予定です。

長距離フライトでは、座席のわずかな違いや寝具の使いやすさが、到着時の疲れ具合にも影響しますよね。
すべてのクラスで改良が行われるのは、利用する側としてもうれしいところです。

プレミアムエコノミーの新しいアメニティキットと寝具、エコノミークラスの新しい寝具は、2026年11月を通じて長距離路線の全機材に段階的に導入される予定です。

これだけ大規模な改修となると、気になるのは改修スケジュールですよね。

BAが保有するA380は全12機。最初の改修機は、2026年後半から2027年初頭ごろの投入が見込まれています。そのため、しばらくの間は新しい仕様と従来の仕様が混在することになりそうです。そして全機の改修完了を、2028年までに目指しています。

ヒースロー空港のラウンジも大刷新!

実は機材改修に併せ、ヒースロー空港のBAラウンジを大規模に刷新する計画も発表されました!ラウンジファンの皆さんにとっては、こちらも見逃せないニュースです。

その目玉の一つが、ヒースロー空港ターミナル5のCゲートに新設されるラウンジです。A380がCゲートを利用することもあり、さらには日本行きの便もCゲートから出発することがあるので、対象のラウンジを利用できる方にとっては、かなり楽しみなニュースではないでしょうか。

これまでターミナル5のラウンジは、主にAゲートとBゲートにありました。それがCゲートにも新設されることで、選択肢が広がります。しかもCゲートには、ファーストクラス利用者向けの「コンコルド・ラウンジ」も別途に設けられるとのこと!

詳細はまだ発表されていませんが、既存のAゲートにあるコンコルドルームと同様、上質なアラカルト料理の提供に加え、専属コンシェルジュサービスの導入や、より深みのある色調のインテリア、プライバシーを重視した空間づくりなどが計画されているようです。また駐機場を眺めながら過ごせる空間に、全長17メートルのバーまで登場する予定です。どんなラウンジに仕上がるのか、今から楽しみです!

新ラウンジの開業は2028年末の予定。T5 コンコルド・ラウンジ・ダイニングのイメージ。

到着ラウンジもリニューアル!シャワールームは59室に

ヒースロー空港では、BA到着ラウンジの全面改装も予定されています。

こちらは2027年末までの開業を目指しており、長距離フライトを終えた乗客が、到着後にリフレッシュできる空間へと生まれ変わります。広いダイニングエリアや、静かに休めるリラクゼーションエリア、仕事用の個室ブースなどが設けられるほか、注目したいのが、59室ものシャワールーム!

空港のシャワー設備は、そのまま仕事や観光に向かいたいときには本当に心強い設備。こうした設備が増えていくのは大歓迎ですね。さらにファーストクラス利用者向けには、何と!専用カバナなどを備えた「コンコルド・アライバルズ」も用意されます。

またターミナル3では、BAとアメリカン航空が新しいファーストクラス向けチェックイン施設を設ける予定(2026年冬の開業予定)。

なお、BAはヒースロー以外でもボストンやニューアークのラウンジを改装中。さらに、ジュネーブとサンフランシスコでも2027年に刷新を予定しています。

A380に乗るのが、ますます楽しみになりました!

今回の発表、皆さんはどう感じましたか?

ファーストクラスからエコノミークラスまで客室を一新するだけでなく、寝具やアメニティ、機内食まで細かく見直される今回の改修。さらに、空港ラウンジやチェックイン施設まで含めて、BA全体の旅行体験を変えていこうという意気込みが伝わってきます。

私自身、今年サンフランシスコへ行った際にA380を利用したのですが、機長さんや客室乗務員の方々からも、
「改修は少し遅れているけれど、もうすぐ始まるんだよね。楽しみだよ!」というお話を聞いていました。それだけに、今回どんな客室になるのか、発表をとても楽しみにしていたんです。

実際に内容を見てみると、想像していた以上の大幅リニューアル! 次にA380に乗るときは、ぜひ新しい客室を体験してみたいと思っています。

お披露目レセプションで配られた、A380型のビスケット。可愛すぎる! ぜひ商品化してほしいです(笑)。

そして、個人的にいちばん気になっているのが……機内の階段がどんなデザインになるのか!

A380といえば、やっぱり総2階建てならではの階段も魅力の一つですよね。新しい内装に合わせて、どんな雰囲気に生まれ変わるのでしょうか。考えるだけでワクワクしてしまいます。

改修が進むにつれて、また新しい情報も出てきそうです。ロンドンから世界各地へ旅する楽しみが、これからますます増えそうですね! 次回A380に乗る機会があったら、ぜひ新旧の違いにも注目してみてくださいね。

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About Author

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リエコ・大島・バークレー。英国サリー州在住。メディカルハーバリスト、アロマセラピスト、リフレクソロジストとしてロンドンのセラピールーム及び癌ケアセンターにてのセラピスト活動を行う。メディカルハーバリストとして25年以上の臨床経験を持ち、長年日本での啓蒙活動に携わる。ハーブやアロマのオンライン講座、商品開発コンサル活動の他、時々イングリッシュワイン応援&執筆活動も行う。ゴルゴ13 をこよなく愛する飛行機オタクでもある。 著書に『メディカルハーブハンドブック』(説話社)『ハーブの薬箱』(文化出発局)。フレグランスジャーナル社にて2023年まで『ゴルゴ13とハーブカード』連載。 インスタグラム:ハーブ&アロマ関連 @herbalhealinguk  航空機関連 @rieko.747  ワイン関連 @winevineyard 

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