ミモザリースで祝う国際女性デー

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3月に入り草花が芽を吹き出し、花が咲きはじめました。少しずつ気分が明るくなってきます。

イギリスで、早春の象徴となる花は,なんといっても黄色いラッパ水仙です。

詩人ワーズワースが湖水地方で「水仙」という詩を読み、それが国民的に愛されているというのも、長い冬が終わることを心待ちにしているイギリス人が多いからではないでしょうか。

 

早春、野の花には、黄色いものが多い

黄水仙のほかに、春がめいっぱい感じられる花として、黄色いふわふわのミモザの花があります。

私も大好きな花なので、ここ数年間ずっと憧れだったミモザのリースを手作りしてみました。

自己流で作ったので、ちょっと不細工ですが、壁にかけると部屋がパーッと明るくなりまだ戸外が寒くても、春が一気に訪れたような気分になりました。

ミモザに絡めて、今月は3月8日の国際女性デーのことや、女性の社会進出(という言葉が死語になると良いですが)について書きます。

3月8日の国際女性デーは、日本ではミモザと結びつけるというのが近年定着しているようです。イタリアでは同時期にミモザの花が咲くことから、「ミモザの日」とも呼ばれており、この風習が日本に入ってきたようです。イタリアではミモザの日に男性が女性に敬意と感謝を込めて、ミモザの花を贈るのがならわしだそうです。ちなみにイギリスでは、ミモザが国際女性デーと絡めて取り上げられることはありません。

国際女性デーは1904年3月8日に、アメリカのニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めてデモをしたことが始まりで、その6年後の1910年にコペンハーゲンで開催された国際社会主義者会議にて「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日となり、1975年に国連が定めた記念日だそうです。

前世紀に民主主義が始まった頃、選挙は男性(しかも資産階級のみ)の独占でした。 女性の参政権が、一般化するのは、かなり後になってからです。

意外にも、イギリス女性が参政権を勝ち取ったのは1928年と、アメリカの1920年などに比べると遅いのです。
ちなみに日本は戦後の1945年。

イギリスでの女性参政権運動は1910年代に盛んとなり、サフラジェットSuffogetteという女性たちの運動を描いたこちらの2015年作イギリス映画も、演技派女優が何人も起用されていて、当時の歴史背景がよく分かり、おすすめです。

邦題「未来を花束にして」
https://longride.jp/mirai-hanataba/intro.php

女性運動という点で、もう1つのオススメは、アメリカのドラマ
『ミセス・アメリカ~時代に挑んだ女たち~』。日本でも先日、初放送となりました。

このドラマは、アメリカ70年代の男女平等憲法修正条項をめぐる賛成派・反対派の激しい戦いを描いて2020年のエミー賞受賞。イギリスではBBC iPlayerで、日本ではWOWOWプライムで視聴できます。

個人的には、70年代ラブ&ピースの空気感、当時のファッションや「Msマガジン」の創刊エピソードなどを描く第2話「グロリア」が、面白かった!

ちなみにフェミニスト運動のグロリア・スタイネムが編集長の、フェミニズム雑誌創刊号の表紙がこちら。

Ms創刊号の表紙:主婦の真実とは?という記事掲載

インド・ヒンズー教女神のカーリーが効果的にイラストに使われています。カーリーは戦いの女神で、剣などを4本の腕に持ちます。

ここでは、なんと8本の腕を持つカーリーが、家庭と仕事の間で様々な役割をこなしている様子を表しています。アイロン、ほうき、フライパン、電話、鏡、車のハンドル、時計そしてタイプライター。なんて目まぐるしんでしょう! そしてお腹には赤ちゃんが。

これを見て40年近く経つ今も、女性をめぐる状況はあまり変わっていないように思えます。

「女性問題」は「男性問題」である。

つまり、女性がイキイキと暮らせない社会は、男性にとっても息苦しい社会であると言えるでしょう。さらにいえば、LGBTの流れに見られるように、すでに時代は男女というレベルではない。すべての人間が、いかに他人から決められた枠にとらわれず「自分らしく」生きていくか? という問題なのです。

ひな祭り前の様子です。小さなミニ雛をマントルピースに飾りその上にリースを

そもそも性別に関係なく、どんな人間にも「女性性と男性性」の両方があるのが自然だし、各人の性格や気質が、どんな割合で現れるのか、それこそが個性なのだと考えます。

国際女性デーを祝いながら、映画やドラマを通じて、何を選んで、何を手放すのか……私たちの生活の在り方を、考え直してみるのも良い機会かもしれませんね。

インスタ3月の対談ライブでは、食をテーマに3/16〜3/19の日曜から金曜まで、6人のゲストをお招きします。

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About Author

ヨガセラピスト、アーユルヴェーダヘルスコーチ。がんフレンズネットワーク主宰。神奈川県逗子市の海辺育ち。2013年から英国ロンドンとコッツウォルズの田舎でのデュアルライフを実践。皆さんが「今・ここ、この季節のじぶん」に必要なセルフケアを選んで実践できるように、身体からのアプローチで習慣を変えるコーチングを得意とする。身体も心もアイデンティティも進化させるオンライン講座、メルマガやブログ記事を英国から発信中。大好きなものは、野草摘み(Foraging)、手作りスキンケア、海、オペラ。 インスタグラム:@mariko.yoga

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