Corinthia London★ クリスタルの満月に煌めくアフタヌーン・ティー

0


Corinthia London  コリンシア・ロンドン

快晴が続くロンドン。青い空がこれほどまでに人の心と体を解き放ち、朗らかな気分にしてくれるとは・・・^^ この週末も快晴予報です♡

抜けるような青い空とはいえ、冷え込み深く、日も短い1月。春を待つ気持ちばかりが高まり、気が滅入ってしまうこの季節を、ほんのりと明るくしてくれるものと言えば飲食店の割引オファーですねw  遠のいてしまいがちな客足を、魅惑的なアイディアで取り戻すべく奮闘するイギリスの1月なのであります。

豪華5つ星ホテルも、その例にもれません。中でもウェストミンスターのコリンシア・ロンドンが、今年は粋な取り計らいをしてくれています!  それはアフタヌーン・ティーの「2 for 1 」オファー♡ 月〜木曜の適用です。

3名で行くと1名分が無料なので、ここはやはり、2名で行って半額になる方がお得な計算になりますね。そんな魅惑のオファーを教えてくれた友人と、さっそく行ってまいりました♪

1885年に完成したヴィクトリアン建築が美しいコリンシア。

昨日も今日も青空♡

クリスタル・ムーン・ラウンジ。

コリンシアは初めてきちんと訪れたのですが、アフタヌーン・ティーを提供している「クリスタル・ムーン・ラウンジ」の、なんと流麗なこと。そのグラマラスな佇まいに身も心もほだされてしまいました。とても好ましかったのは、曲線を意識した非常にエレガントな建築構造そのもの、そしてバカラ製クリスタルで作られた巨大な円形シャンデリアです。

満月を模したこのシャンデリアはラウンジ名「クリスタル・ムーン」の由来でもあります。1000個もの透明クリスタル・ボールに混ざり、1つだけルビー色のボールが紅のように差されているのが、とても粋なのであります。

シャンデリアの紅いボールはこの写真のちょうど右端あたりにありました。

食器類はコンテンポラリーな仕様。ブラックとレッドのストライプ柄でシンプルなラグジュアリーを演出しているのですが、実はティーカップの表面はシルバーとゴールド。ソーサーのストライプを映して、あやかしのように見る者を騙します。

コリンシアのハウス・ブレンドは3種類。強さや香りでブレンドを変えていますが、いずれも少しだけアール・グレイを混ぜていることで爽やかさが増していると思いました。いくらでも飲めてしまう美味しさ!

3種類のうち、ちょうど中間に当たる濃さのMellowを頼みました。

さぁ、シルバーのプレートに盛り付けられた優雅なフィンガー・サンドイッチから始めましょう。このサンドイッチが全て絶品でした♡

キュウリのピクルスとゴート・カード+ミント、スモーク・サーモンとクリームチーズ+レモン&ディル、エッグ&クレス、ハムとマスタード・マヨ、七面鳥とジェム・レタス+パルメザン&トリュフ・クリーム。5つのフレーバーがそれぞれ完璧にハーモニーを奏で、職人クオリティで優しくお腹を満たしてくれます。

最近では高級アフタヌーン・ティーでもサンドイッチのお代わりを聞いてくれるところは減っていますが、コリンシアは食べ終わらないうちに追加オファーをしてくれました^^  これは嬉しいサービス! 節度を守れば欲しいだけ食べさせてくれるような印象だったので、男性でも物足りないということはないかもしれません。

あったかスコーンはこちらのギフト・ボックスに入れて供されます^^

私はいつもコーンウォール式w

自家製ジャムはストロベリーとプラム。プラムは特別なウィンター・スパイスで風味付けしてあり、たいへん美味♪

そしてお待ちかねのケーキ類は、嬉しいことにトローリーでやって来ます!

トローリー・サービスの良さはやはり眼福ですね^^  とても豊かな気持ちになれること請け合い。たまにはこういった格式を感じるトラディショナルなアフタヌーン・ティーも良いですね〜。

全てがしっくりくるクオリティ。

ココナッツ・ムース&マンゴー・コンポート、キャラメライズ・アップル・タルト、バーボン・ヴァニラ・ルリジュール、ミルク・チョコレート・ロシェ。

いずれも負けず劣らず素晴らしいお味。堪能♡

サービスは賞賛に値するほど素晴らしく、貴族文化として発達した本来のアフタヌーン・ティーのエレガンスや楽しさを再発見できた気がしました。

焼き菓子もお忘れなく♪ チョコレート・マーブル・ケーキとレモンのクッキー。

そして・・・大満足で友人とおしゃべりをしていると

こんなサプライズが登場!!

 

昨年秋から今年初めにかけて、立て続けに2冊の本を出版した私に、「おめでとう」の気持ちを込めて形にしてくださったKさん。本当に本当に、気持ちが温かくなる心配りでした・・・本当にありがとう!♡

そのケーキは、おそらくシャンデリアのクリスタル・ボールの1001個目のルビー色を象徴する紅色をしていました。そして中はレアチーズケーキ。美しい創造物ですね^^

カーブするコリドーにも素敵な2人席があります。

透明なクリスタルの月明かりに照らされながら、ゆったりとした気持ちでいただける極上アフタヌーン・ティーは一人75ポンド。今回は(お値打ちすぎる)半額でしたが、75ポンドに見合うクオリティとサービスだったので、日本からのお客様を連れて行かれたりするにも良いと思います。私も特別な機会があれば、またリピートしてみたいと思いました。おすすめ!

コリンシア・ロンドン
Whitehall Place, London SW1A 2BD
トラディショナル・アフタヌーン・ティー 75ポンド
月〜金 14:00 – 18:00 土・日 13:00 – 19:00
https://www.corinthia.com/en-gb/london/restaurants-bars/afternoon-tea
(2024年1月31日まで、月〜木曜は2 for 1オファー)

Share.

About Author

アバター画像

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

Leave A Reply

CAPTCHA