ご機嫌な午後はアーモンド・ボストンと紅茶で。

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Brother Marcus – Spitalfields  ブラザー・マーカス スピタルフィールズ店

スピタルフィールズ界隈は今、公共の外スペースが多いことから随分と賑わってきています。その求心力となっているのは、もちろんオールド・スピタルフィールズ・マーケットですよね。

昨年のロックダウンからこっち、このマーケットには何度も通ってお世話になってしまいました(笑)。完全ロックダウンの時も持ち帰り営業していましたし、近くには座れるベンチもあり、屋根もありで、素晴らしい商業施設だなと、この期間中(私の中の)評判がウナギのぼりでしたw  4月12日以前もこっそり座って飲食できるテーブル席をそのままにしておいたりと、当局の目の届かないところで賑わいを確保していたのです。

これは3月半ばの様子です^^

さて、そのオールド・スピタルフィールズ・マーケットが独立系の人気カフェを新しくファミリーに迎え、ますます輝きを増しているので本日はそのご報告を。それは南ロンドン発の地中海カフェ、Brother Marcus! バラムで人気を確実なものにした後、2018年にエンジェルに2号店を出し、次がこちらのスピタルフィールズを2019年11月にオープンしました。Brother Marcusについてはエンジェル店のレビューで沿革も含めて書いているので、ぜひこちらをお読みください

Coffeeのサインに胸がほっこりします

スピタルフィールズ店の規模は、彼らにとってはこれまでになく巨大。サーブできる席数も半端なく多いので、きっとオペレーションもこれまでとは違う方法を取らざるを得なかったでしょう。外にはフロントのテラス席のほか、サイドの広場にも専用スペースを設置しています。そして暖房設備もあるので肌寒い今の季節でも十分に暖かく過ごすことができるのは素晴らしい ^^

お店の横にできている外席スペース。巨大! 予約なしでも座れる可能性高いです。

こちらが店内の様子。エンジェル店などと同じ観葉植物を多用したトロピカル系インテリア。

ブラザー・マーカスと言えばその現代風のブランチと中東の軽いモダン・メッゼで有名なのですが、このスピタルフィールズ店ではさらにトルコ風のピザ「Pide」やメイン料理などにも力を入れて、レストランとしての機能を拡張しているようです。それに合わせてドリンク・メニューもオリジナル・カクテルをはじめ相当な力の入れよう。飲まない方でも自家製のザクロ・ジンジャー・ビールなどがあって、興味津々です。

もちろんタイムアウト誌によって「ベスト・ブランチ」賞を授かった名物のブランチ類もそのまま。そして1日中オープンしているので、もちろん午後のお茶でも楽しむことができます♡

この日は久しぶりに旧友たち5名で大集合! シナモン・バブカやローズ・ケーキ、バクラヴァなど中東モダンなお菓子が並ぶ中で、甘いもの好きな私たちの目を一斉に惹きつけたのが「アーモンド・ボストン」というアーモンド・ラスク風のおやつでした。皆がこれに殺到ww  その理由をここで分析するに、まず「見た目が可愛い」「ふつうのケーキより甘くなさそう=罪悪感少なそう」「食べたことないから食べてみたい」という感じだったかと^^

ブリオッシュ的なパンをスライスして甘いアーモンド生地をのせて焼いたものかな?

中にもアーモンド・クリームが!

感想を言うと・・・期待以上に美味しかったです! 甘さはほどよく控えめなので、日本人は好きだと思います。そしてちょうどいい量のアーモンド・クリーム。パンの塩気。全てが美しいハーモニーを形作り、テーブルには幸せな空気が一気に広がりましたw  食べ進めていく中で、何度も「これ美味しいよね」と言う言葉が思わず口をついて出てきたほど。

それと特筆すべきなのはイングリッシュ・ブレックファスト・ティーの美味しさ。たいていはどこでいただいても大差はないのですけど、フレンチ・プレスでいただいたリーフ・ティーは香り高くて、テーブルに運ばれた瞬間にそこにいた皆が「いい香り!♡」と気づいたほど。評判のキャラバン・コーヒーと同じくらいおすすめです♪

スピタルフィールズ・マーケットで仲間と一緒に美味しい地中海料理とお酒で楽しみたくなったら、あるいはアーモンド・ボストンを食べたくなったら、ぜひこちらへ♡

2 Crispin Place, Spitalfields, London E1 6DW

店名Brother Marcus - Spitalfields
最寄り駅Liverpool Street
住所2 Crispin Place, Spitalfields, London E1 6DW
電話番号
営業時間月 10:30 – 17:00 火〜金 10:30 – 23:00 土 10:00 – 23:00 日 10:00 – 17:30
URLhttps://brothermarcus.co.uk/locations/spitalfields/
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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