Brother Marcus – Angel ブラザー・マーカス エンジェル店
この2年の間に南ロンドンのBalhamで急成長を遂げた大人気カフェ、Brother Marcusが今年6月、エンジェルのカムデン・パッセージに2号店をオープンしました!
事前に噂を聞きつけ、カムデン・パッセージのどこに来るんだろうと思っていましたら、なんと15年に渡って愛されていたElk in the Woodsが閉店しての入れ代わり。世知辛い世の中ですが・・・やはり時の流れには逆らえません。転がり続ける運命にあるのは人間もレストランも同じです。
Brother Marcusと言えば、ともにロンドンの食業界で働いていた3人の若き男性トリオが始めたべンチャーで、フレッシュなアイデアを持ち寄って2年で大成功へと導いた話題店。何で有名になったかというと・・・個性光るブランチの数々です^^ メニューはすべて兄弟姉妹にちなんだネーミング。一番人気はスイート・ポテト、ズッキーニ&フェタ・チーズのフリッターにポーチド・エッグがのっかった「Step Sister」。でもでも・・・この日は別のものを食べてしまいました。
いただいたのは「Yummy Mummy」(笑)。グリルしたカリフラワーやビートルートのフモス、キヌアなどが載ったヘルシー系のオープン・トーストなのですが、これにグリルしたチキンをプラス。ボリューミーで素材の良さが分かる素直な一品でした。エンジェル店がバラム店と違うのは、オーナーの一人のバックグラウンドでもある地中海料理にインスパイアされたディナー・メニューがあることなんですが、実はランチでもサイド・メニューとしてディナーの一部をいただけるのですね〜♪
例えばビートルート・フモスにナスを組み合わせた小皿や、フェタ・チーズとピスタチオのディップなど、食べやすくて味のバランスも考えられた完璧なサイド料理が揃います。そして・・・ものすごく美味しくいただいたもう一品「Sugar Daddy」。
シナモン風味でフレンチ・トースト風に焼いたクランペットに、ヴァニラ風味のグリーク・ヨーグルトとキャラメライズしたバナナが添えてある一品。これは芸術的に素晴らしいメニューで、ベーコンを加えることもできますが・・・甘党ならこのままでまずはお味見を♡ クランペットのもっちりとした歯ごたえとバナナの甘み、シナモンの香りが絶妙。連れと一つずつ分け分けしましたが、もちろん一皿ぜんぶでもペロリといけます!
今度は何を食べにこようかな、Brother Marcus ♪ 店名の「マーカス」は、オーナーさんのお一人の弟さんの名前からとっているそうです。マーカスさんは誰とでも気軽に友達になっちゃう気さくな性格の方で、そのキャラクターにお店の哲学を重ね合わせたのだとか・・・。
色々なメニューを片っ端から試したくなる底しれぬ魅力を秘めた、さりげないカフェ・レストラン。シグニチャーのフリッターをいただいたら、ここにまたアップしますね ^^