The Rex Delicatessen レックス・デリカテッセン
最新のお店が続々と登場しているメイフェアの隠れ家通り、Bruton Placeに昨年春に登場した魅惑のデリ。とにかく元厩舎を活用した空間が素敵すぎるので、オープン以来、何度も通ってしまっています♡

いかにも厩舎っぽい佇まい。この入口、そそられます^^ 田舎風の仕立て。

改装センスが抜群。モダン・ラスティックですね。納屋風?
お店の沿革については、こちらの「料理王国」さんの記事で詳しく書きましたのでぜひご覧くださいね。向かいにある高級レストラン「The Cocochine」の姉妹店なんです。クオリティがなんとなく、お分かりになるでしょう?

ジャジャーン。左側に見えている棚の中に、惣菜が並んでいます^^

右奥に作業場があります。
料理を監修するエグゼクティブ・シェフは、スリランカ出身のラリーさん。ミシュラン・スター級のシェフです。英国料理に力を入れているせいか、この美しいデリカテッセンではパイ料理が名物。私はベジタリアン・パイと、名物ソーセージ・ロールをいただいたことがありますが、英国風の上質パイを手軽に召し上がりたい方にピッタリだと思いました。大きめのソーセージ・ロール(£8.50)はほんのり甘さを感じるソーセージ・ミートが特徴で、食べ応えがありメイフェア紳士のおやつとして大活躍。女性なら二人でシェアしてみると、もっと別のメニューも試せちゃう♪

パイは温かい棚に保存されていて、ほかほかをいただきます。棚に入っているのはチキン・パイですが、いただいたのはベジ・パイ(パンプキンだったかな?)。

左は持ち帰り用の大きいサイズのパイ。右は名物のソーセージ・ロール。

肉団子の惣菜! 世界各国から取り寄せた調味料やワインも扱っています。日本の商品も少し。
ティータイムにやってきても、焼き菓子の美しさにワクワクします♪ スコーンやキャロット・ケーキなどを揃えイギリス菓子に敬意を表しつつも、その姿にはそこはかとなくフランスのエスプリも漂っています。マグ入りのお茶と一緒に、さぁ召し上がれ♡
そしてそして! オープンから数ヵ月後には、軽いディナーにも使えるよう営業時間が21:00まで延長に。昼間のパック入りデリ惣菜ではなく、ディナー用に調理をしてくれるので、いわばビストロ風に変身するディナータイム。気になっていたのでさっそく試してきました♡

こちらはラザニア。美味しい!

右上は揚げチキン餃子とチャツネの前菜。右下はチキン・パイ!ストックを後から注ぎます。

アップル・クランブルとブラディ・オレンジ・ソルベをデザートに^^
オーブン料理を中心としたシンプルな品々は、英国的コンフォート・フードへの強いオマージュ。私たちの訪問時はチキン・パイやラザニアなどでしたが、今メニューをみるとさらにバラエティが増えているようです。今後さらにディナーに力を入れていく方向性なのでしょう。
食材はノーサンプトンシャーにある契約農場、Rowler Farm Estate ローラー・ファーム・エステートと、スコットランド沖のタネラ島の海から仕入れているとのこと。いずれも持続可能性を追求するモダン生産者なのだそうです。
高級地区メイフェアで、そこそこリーズナブルに美しい空間でランチをしたい時におすすめ。それぞれの惣菜は少し高めかもしれませんが、レストランで食べるよりも格段に割安です。
ちなみにトイレ設備がないので、そこだけお気をつけを〜^^ スタッフさんに聞くと並びにあるパブのトイレを使うよう教えてくれるかもしれませんが、いずれにせよデリカテッセンとして作られたカジュアルな空間なので、軽く1時間程度の滞在で済ませるのがいい気がしています。
これからは春の空気を胸いっぱい吸い込みたい季節。外席も楽しめそうです♪