Bob Bob Ricard ボブ・ボブ・リカール
SOHO内の見逃しそうな一角に静かに佇む当店は2008年の創業。外観は観光地のカフェ・レストランのような趣ですが、中に入ってびっくり。ゴールドとダーク・グリーンを基調にゴージャス&シックにまとめられたインテリアの中、ブースで仕切られたレザーのテーブル席が並び、さながら20世紀半ばのクラシックな高級レストランのよう! ここはロシア系イギリス人実業家のレオニード・シュトーブさんが手がけたキャビアとシャンパンの館なのです。
創業当初はそれまでないタイプのインテリアに多くのロンドナーたちがなんだかんだと意見を言い合っていましたが、このキラキラ・デザインに対しては賞も贈られ、その後は料理の美味しさやグラマラスな雰囲気も手伝ってすっかりロンドン外食業界の顔に^^ プライベートが守られた居心地良いテーブル席で恋人たちや親しい友達同士が親密な会話に花を咲かせることになったのです。
キュイジーヌはロシア料理と英国料理の折衷。まずはロシア風おつまみの「ザクースカ」の盛り合わせとウォッカのアペリティフでスタート。前菜にはトリュフ風味のポルチー二入りロシア餃子「ヴァレニキ」や、水餃子風の合い挽き肉入り「ペルメ二」はいかが? メインはチキン・キエフやビーフ・オングレット(ハラミ)のキャラメル・オニオン添え、ロブスター・バーガーなどの大陸風メニュー、あるいはラムのローストやドーバー・ソールなど英国色が濃いメニューも各種取り揃えています。
甘いもの好きは評判のデザートもお見逃しなく! 乱れのない美しいプレゼンテーションも当店の自慢です^^
まるでオリエント・エクスプレス内のレストランで上質の食事をいただいているような錯覚にもなるボブ・ボブ・リカール。シャンパンが欲しければ、テーブルの脇のほらそこに、シャンパン・ボタンがあるので押してみて。