1997年にオープンして以来、変わらぬ人気でいつも賑わっているムーア料理レストラン、Moro。
ムーア料理とは、スペインや北アフリカのイスラム文化圏で食べられる料理のこと。今でこそロンドン市内にも中東系フュージョン料理の店が増えてきましたが、当時は目からウロコが落ちるような食の組み合わせに食通たちは度肝を抜かれました。オーナー・シェフ夫妻、サミュエルさんとサマンサさん(Sam & Sam)がスペインやポルトガル、北アフリカや中東諸国を旅して得たインスピレーションをもとに生み出される料理は、今でもリピーターたちを魅了しています。
予約なしのテーブル確保は難しいかもしれないですが、そのエッセンスだけでも試してみたいという場合はカウンターに座ってエキゾチック・タパスとワインの軽食はいかが? 営業時間中、ずっとサーブされているのでヘンな時間に来ても大丈夫です☆
タパス・メニューはいたってシンプル。ケイパー・ベリー、トルティーヤ・オムレツ、スモークしたナスのディップ、シシトウの素揚げやアンチョビ酢漬け、そしてイベリコ・ハムなど、食材のクオリティの高さが勝負の定番タパスが多いのですが、ぜひ試していただきたいのがヒヨコ豆のスパイシー揚げ♪ 不思議な食感と味がクセになる美味しさです。
名実ともにロンドンのガストロ通りの一つとなったExmouth Marketを代表する老舗として、今後もご近所達に愛されいくであろう華のあるレストランです。ちなみにMoroに入れない場合は、隣にある姉妹店、Moritoが断然おすすめ!