ふつうパブのパワフルな「ガストロ」力

2

th_Marksman_banner

The Marksman  マークスマン

今年夏、Hackney Roadに登場した新顔ガストロパブ。1階は一見したところ至極ふつーのパブなんですが、料理がすごいんです。

左上はスモーク・コッドのムースにパリパリのピッグ・スキンを合わせたもの。美味しい!

左上はスモーク・コッドのムースにパリパリのピッグ・スキンを合わせたもの。美味しい!
ブレッド&バターもいいもの出してる〜

食事は1階のパブ、2階のダイニングの両方で同じものを食べられるのですが、2階のほうが絶対に雰囲気がいいので、予約時にダイニングを取られることをおすすめします☆ 2階に上がるとすぐにキッチンが目に入るので、まるでお料理上手なお友達の家に招かれた気分に ^^

右下は甘いクインスのジェリーがアクセントになったサラダ

右下は甘いクインスのジェリーがアクセントになったサラダ

しかし注文して出されるのは21世紀のガストロパブ・メニュー。肉料理で有名なミシュラン・レストランのSt Johnやジェイミー・オリバーさんのフラッグシップ・レストランのFifteenにいたシェフたちが、フレーバーがぎゅっと凝縮された味のいい料理の数々を用意してくれます。

レモン・ソルト・ソースでいただくグリルしたアサリ(右)、セロリアックのロースト(左上)、鴨肉のソテー(左下)

レモン・ソルト・ソースでいただくグリルしたアサリ(右)、セロリアックのロースト(左上)、
鴨肉のソテー(左下)。アサリとセロリアックがとても美味しい。鴨肉はいまひとつ

ハム風ポーク(左)、ブラウン・シュリンプをトッピングしたタラ(右下)、サイド・サラダ(右上)

ハム風ポーク(左)、ブラウン・シュリンプをトッピングしたタラ(右下)、サイド・サラダ(右上)
いずれも満足度の高〜い仕上がりです♪

ベーカリーで有名なSt John出身のシェフがいるせいかどうか分からないのですが、デザート類はどれも抜群に美味しく、とくに季節の自家製ミンス・パイは市販品とはひと味もふた味も違うまろやかな仕上がり♪ 思わずお持ち帰りにしてしまったほど ^^

デザートははずれなし。左下はハニー・タルト、左上はチョコレート・ムース、右上がミンス・パイ☆

デザートははずれなし。左下はハニー・タルト、左上はチョコレート・ムース、右上がミンス・パイ☆

こういうパブをガストロパブと呼ぶのでしょうけど、見た目はまったく気取らないふつうパブなので、近所のおじさまたちも安心して入れるのはポイント高いです。しかも料理がとびきり美味しいというおまけ付き。食の激戦区と化しているハックニーにぴったりのパブ登場です。

th_Marksman1

外観も1階バーも、ごくごく普通だけど・・・

254 Hackney Road, London E2 7SJ

店名The Marksman
最寄り駅Hoxton
住所254 Hackney Road, London E2 7SJ
電話番号020 7739 7393
営業時間月〜土 11:00 – 00:00 日 11:00 – 23:00
URLhttp://www.marksmanpublichouse.com/#publichouse
Share.

About Author

アバター画像

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

2件のコメント

Leave A Reply

CAPTCHA