新しい年になり、さまざまなニュースに一喜一憂している間に、半月あまりが過ぎ去ってしまいました。新年もオンライン新聞で英国情報をアップデートすることから始まりましたが、暗いニュースの後味を消したいときは、芸能ゴシップなどの他愛ない記事(または動画)を探すことにしています。それにしてもデイヴィッド・ボーウィ(日本では「デビット・ボウイ」)の訃報は、あまりに突然で、ほんとにびっくりしました。
世界を変えるほどの影響力を持っていたロックスターも、ガンには勝てなかったのね、と哀しい気持ちになっていた矢先、今度は俳優のアラン・リックマンが他界。奇しくも、ボーウィと同じ69歳で、やはりガンと闘った末の死去なのでよけい残念です。日本のメディアでは、「映画『ハリー・ポッター』でスネイプ先生役の…」という見出しの、ひじょうに短い扱いだったものの、当然、英メディアはどこも大きく報道していました。
たとえば、チャンネル4のニュース番組では、故人をよく知るリチャード・ウィルソン(へえ~、リックマンは現代美術家と親しかったの?と思ったら同姓同名の「レジェンド」俳優でした)をゲストに迎え、リックマンを追悼。同番組の看板男、「レジェンド」キャスターのジョン・スノーが、ウィルソンに生前を偲ぶ話を聞いたうえで、「リックマンの病状が末期だと知っていたましたか?」と質問すると、彼は控えめに「ええ」…。
そこでスノーは、ウィルソンが主演した代表的なコメディ番組で代名詞となった科白「I don’t believe it」を引用し、「あの、信じるもんか、のケースじゃなかったわけですか」とジョークで軽く流したのです。ところが、ここは冗談を言うときじゃないでしょとばかりに、視聴者からは「不謹慎」「悪趣味」との批判の嵐が…。ダークだったり皮肉っぽかったりするジョークが十八番の英国人のあいだでも、NGのケースのようです。
あそこやここや、オンライン新聞がこぞって報道したおかげで(動画つき!)、わたしは久々にスノーさまのタイとソックスを見ることができましたが、弘法も筆の誤り、だったでしょうか。また、『ハリポタ』仲間のエマ・ワトソンは、彼女が国連親善大使を務める活動の宣伝に、リックマン逝去の追悼を利用したとして、非難されてます。ネットで言動が拡散する時代、マスコミで活躍されている方々は、一挙手一投足が命とりです。
2016年も新年から、哀しかったり辛かったりするニュースが多すぎる…でも、わたしが今年初めて大笑いしたのが、これ。英国から米国へ出稼ぎに行っているコメディアンのジェームズ・コーデンが、ホストを務める番組中の「相乗りカラオケ」で、アデルとハモるところが、もう、もう、最高! 放送後大評判となり、英米のメディアが記事を掲載。YouTube のおかげで、世界のTV 番組の傑作シーンを見ることができて、幸せかも。
本来、歌はこういう感じでの楽しむもんですよね? One Direction が出演した回(13分22秒)などは、笑いがさらに長~く続きます。コーデンが主演した映画『One Chance』では、歌はすべて吹き替えでしたので、実際、これほどの歌唱力の持ち主だったとは! ジャニーズ系も吉本系もよく見分けがつかないわたしですが、こういうお笑い番組なら、好きだなあ。あっ、スティーヴィ・ワンダーとのもありますよ…全部見ちゃいそう~。
P.S. 1月16日11PM、ジョン・スノーは謝罪をツウィート。一件落着?
今年も、UK NEWS HOOPLA & ❤ serendipity blog を、どうぞよろしくお願いいたします!
2件のコメント
おお! コメント、ありがとうございます。
笑いが必要だと思うときは、絶対にこれ。
わたしにとっては、「爆笑pool」かなああLoL!
Carpool karaoke! 面白いですよね。
私も最近、YouTubeで発見して大笑いしました。