ロンドンに住んで10数年(四捨五入すると20年だ!コワイ)。
ドラミちゃんのようなりっぱな脚で、ミニスカートをはいていたり、30度を超える暑い日でもダウンコートを着ていたり、お金はかけていないけど、帽子、イヤリング、洋服などを、 全身黄色でコーディネートしている80歳を超えると思われるおばあちゃまがいたりと、日本の物差しでは測れない思い思いのカッコで闊歩する人々に、驚いたり、拍手をしたりしています。
そんな私は、歳を取るということは、目立たないようにすることなの?と地味な色や形のファッションで身を固めている大先輩たちに若いときから違和感がありました。
だから、似合う似合わないに関係なく明るい色を着てしまうおばあちゃまは大好きです。
「かっこいいローバー(老婆)を目指して」というのが、私の今後のテーマ。
若いときは何でも似合っていたファッションが、年齢を重ねるうちに、なんだか似合わない服がでてきたと実感。派手だから、、と選ばなかった口紅の色が自分によく似合った驚きから「パーソナルカラー」を勉強。また、自分色を着ていてもなぜか、似合わない服がある。その理屈を知りたく「骨格スタイル分析」を学び、現在、個人セッションやセミナーをロンドンで行なっています。
そんな私の好き勝手な嗜好で、ロンドンの日常ファッションにまつわるブログを書かせていただく機会をいただきました。どうぞよろしくお願いします。
さて、英国は個人主義なのか、へそ曲がりなのか、日本のように顕著に全身を最新流行のファッションで固めた方はそう多く見かけません。そんな風潮でもやはり流行はあります。
男子でいったら、いまだにヒゲが流行中です。電車の中で10人の若者がいたら、7人はヒゲをはやしていますよね。女子では、ちょっと減りましたが、フルアップのお団子ヘアーでしょうか?
そんな中、以前から気になっていたのが、レトロなファッションで身を包んだガールズ。
写真を撮らせて!とお願いしたが、断れてしまったので、別の機会にちょっと隠し撮りをしてしまいました(^┰^)。
そして、、先日、見事にOKをもらったので、正面写真をアップできます。
このファッションの特徴は、真っ赤な口紅、イミテーションのホクロ、帽子、ウエストがきゅっとしまったフレアースカート。そう、40年代のファッションです。世界大戦の影響で、男子が少なくなり、その代わりに女子の労働力が必要になった頃に流行ったスタイルだとか。
今にない女性らしいエレガントさが魅力なのかもしれませんね。
これらの洋服や小物は、当然普通のお店では販売していないので、アンティークマーケットやビンテージショプ、チャリティーショップで探すそうです。
簡単には手に入らない物に惹かれる。そんな彼女たちのカッコよさ、大好きです! そして、思うにこんな彼女らも、きっとかっこいいバーちゃんになれるだろうな〜と。そう、自分の好きなカッコを楽しむ。素敵なことですよね。
丁度ブログをかいていたら、レトロブティックという店をGOODE STREET付近で発見。そこそこいい場所にオープンしたということは、結構、このファッションの需要があるってことですね。
そして、土曜日の今日、私はチャリティーショップで購入した70年代?の私色のオレンジ・ワンピースでお出かけします!
ちょっと派手ですか〜?? まあ、カッコいいローバを目指すからいいですよね??