新春のUKライフ、グレート・ギャツビー、欲望という名の電車

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相変わらず久しぶりの更新ですw  マイヤリングもダイアモンドもくるみ割り人形も無事に終わりました!

マイヤリングは本当に疲れましたがやはり達成感が半端じゃないですね! 映画館放映も無事に終わり日本でもアンコールがあったほど人気があったらしいです。すごく嬉しいです!

しかしイギリス国内、ヨーロッパ内に生放送するのは本当に嫌な緊張感を与えられるものです…怪我人も出て代役でもやらせていただいて、しかも日本人プリンシパルの高田茜ちゃんとやらせていただきました! 今回は合計で3キャスト! なんともまぁ大変でしたが数少ない公演の中合計6公演と楽しまさせていただきました。

マイヤリング

マイヤリングをやっている間にジョージ・バランシン振り付けのダイヤモンドもしました。これはすごくクラシックでマイヤリングとはまた違うバレエだったのでリハーサルがほんと大変でした…でもダイアモンドもすごくいい作品なので楽しく頑張れました。
そのあとはくるみ割り人形がすぐにあったんですが2回目の舞台の1日前のリハーサルでぎっくり腰になってしまい、残念ながら降板になってしまいました…見にきてきいただける予定だったお客様の皆様には本当に申し訳なかったんですが、無理して変な踊りするわけにもいかなかったのです。って言っても踊れなかったんですけど…久しぶりのギックリでした。慣れっこなんでもうどうしたら良くなるかとかなんとなくもうわかってるので大丈夫だったんですけどクリスマスイブの舞台もトレインストライキで中止になってしまって、最後のくるみ割り人形は1月6日でした…その舞台の2日前にも少し腰を痛めてしまったんですが軽症だったのでなんとかできました! 忙しかったのでジムでトレーニングできてなかったので筋力取り戻すのにまたトレーニング復帰です!
2月に入ってリーズのノーザン・バレエ団にゲストでグレート・ギャッツビーをしにきています! 新しいバレエ団のみんなと息を合わせていい舞台になるようリハーサルしています。リーズ・グランド・シアターで3月9日から舞台が始まります。今は最終段階に入り来週から劇場入りです。傾斜の舞台なので心配ですが…

ノーザン・バレエ団で一緒に踊る白井沙恵佳ちゃんとジョナサン・ハンクス(左)、グレート・ギャッツビーの衣装

せっかくリーズに来てるのでこの辺りでいいところがないかなと思い調べていたら、Ilkley Moor / イルクリー・ムーアというところが良さげなので週末に行こうかと思っています。いい感じのパブも見つけリハーサル後にちょろっと一息つけに行ったりしています。Ilkley Moor 楽しみです! まだ寒いので残念ですが…でも花も咲き始め桜の木も少しずつ色付いてきてます。
ロンドンを離れて思うのですが、ロイヤル・バレエ団のみんなは僕にとって本当に家族みたいなのだなって。こんなに会わない時がそうないので、みんなに会えないのがすごく寂しいです…ノーザン・バレエの後はすぐにまたスコットランドに行ってスコティッシュ・バレエにゲストでA Streetcar Named Desire(欲望という名の電車)をします。なので長い間みんなに会えない…でも他のバレエ団のみんなと交流して仲良くなるのはほんと楽しいですし、新しい作品、ロイヤルではやらない作品をならって新しい役をするのは本当に楽しいです!
更新していなかった間色々行動してました。釣りに行ってwhiting って魚釣って鍋にしました! 出汁しっかり取って白味噌に酒粕に柚子の皮入れて。タラみたいな感じの身でした。しかしすごくおいしかったです!

おいしかったワイティング白味噌酒粕鍋

両親がマイヤリングとダイヤモンドの舞台を見に来てくれて、いろんなとこに連れて行けました。車があるとほんと行動範囲が広くなって連れて行けることが多くなったので今回はいい日帰り観光ができました。

Petworth

Winchester

Hampton Court

コンサートにも何回か行って、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのとなりのトトロの劇も観に行きました!あれは本当によかったです!

盲目のピアニスト辻井伸行さんのコンサート

内田光子様とサイモン・ラトル

恒例のクリスマスカレーもしました! 今回はクリスマスシャツをテーマにみんなで行きました! もうこれ初めて10年以上は経ってるはずです! 去年のクリスマスはコロナにかかってしまって日本人のみんな何人か呼んでクリスマスパーティーする予定だったのができなくなったので、今回リベンジということでしました。電車がストライキで人数集まらなかったけどやっと家でクリスマスパーティーできました。

家でのクリスマスパーティー

クリスマスシャツ

新年は、ある物で数品だけですがお節らしき物を作ってお雑煮作ってあんこ炊いて羊羹作ったり。この頃は色んなものが手に入るようになったから色々作れるようになりました。

 

リハーサルしながらジムで筋トレの毎日、今シーズンまだまだ長いですが頑張ります! 来週からグレート・ギャッツビーの舞台も始まり、2023年も楽しく盛り上がるとになるよう頑張ります!

皆様とっても2023年が素晴らしい年になりますように!

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バレエダンサー。英国ロイヤル・バレエのプリンシパル。兵庫県の平野節子バレエ・スクールで子供の頃からバレエを学び、2001年にローザンヌ国際バレエ・コンクールでの受賞などを経て、2002年に英国ロイヤル・バレエ入団。2008年にソリスト、2012年にファースト・ソリストへの昇格後、2016年、英国ロイヤル・バレエの最高位であるプリンシパルに。高い身長を生かしたダイナミックなパフォーマンスに加えて、陰翳のある繊細な表現ができるダンサーとして高く評価され、数々の主役を演じている。趣味は料理と写真で、休日はアウトドア・ライフを楽しむ。

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3件のコメント

  1. 色とりどりの素敵なお写真、ありがとうございます。
    グレート・ギャッツビーのスーツ姿、かっこよすぎですね!
    このような新たな試みのお知らせを聞いてとてもうれしいです。なぜなら、平野さんはきっと年齢の壁を越えて、一生素晴らしい舞台を見せてくださるのだろう、と確信させてくれるからです。飛べるとか回れるとかだけの魅力じゃない。年齢に沿った踊りや演技で、ずっと濃厚な時間を味わわせていただけるのだろうと思います。
    8月のドラキュラのチケット購入しました。なんとトークもあるとは。待ちきれません☆

  2. ブログの更新、有難うございます。

    シネマシーズンを観に行き、それぞれの方が素晴らしい演技と踊りでしたが、フランチェスカ・ヘイワードさんとの結婚式の夜のPDDが、深く印象に残りました。
    ステファニー王女の戸惑いや恐れ、悲しみや絶望が伝わり、自分の思うような愛情を得る事が出来ないルドルフ皇太子の葛藤と怒りが、強く伝わってきました。
    あの暴力的にも見えるシーンを、一つ一つ丁寧に踊っておられるのも感じられて、信頼関係が素晴らしいのだろうなと。

    ノーザンでのグレート・ギャッツビーは、衣装がとても良く似合っていらして、ロバート・レッドフォード超えですね。(ディカプリオは、少し可愛らしい感じでしたので)
    スコティッシュでの欲望と言う名の電車も、きっと素晴らしい舞台になりますね。
    新しい役を次々とされて演技の幅が広がられ、これからの平野さんの踊りが益々楽しみです。

    腰の調子が良くない時が有ったとありましたが、怪我無く舞台が終わる事をお祈りしています。
    そして、夏の東京での公演でお会いできることを、心待ちにしています。

  3. 双子ママ on

    更新待ってましたー♡
    マイヤリング、シネマ観に行きました!6回もあのマイヤリングの世界に入ったなんて…亮一さん凄すぎます。観てるこちらも本当胸が痛くなる程に感情移入してしまいました T_T!素晴らしかったです!
    お怪我は大丈夫でしょうか…怪我と向き合いながら、ロイヤルの皆んなとも離れてリハーサルを続けて、新しい作品にもチャレンジして行くのは大変かと思いますが…楽しめる舞台になりますように!!

    ご両親とも過ごせて良かったですね〜
    そして、クリスマスシャツが凄く可愛いです♡
    キットカットめっちゃ種類沢山売ってるんですね、亮一さんは何味が好きですか?(^з^)-☆

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