玖保キリコが見た👀 女池にて

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ハムステッド・ヒースには泳げる池が3つ。
男性用、女性用、そして男女混合用があります。
もちろんパンデミック当時は封鎖中でした。
その封鎖中の女性用の
池の入り口の近くを通ったときのこと。

おや?人影が?
ロックダウンを機会に修理や
メンテナンスをする施設もあるので、
何か修理でも?と思って
金網にへばりついて見ていると、
向こうも見られているのに気がついたのか、
すすすと物陰に隠れていく。

離れたと見せかけて、
もう一度金網に戻り目をこらすと、
重りのようなものを使った腕立て伏せ的な
運動をしているではありませんか。

コンクリートをコテで平らにしているのかとも
思ったけれど、どう見ても腕立て伏せ。

競技トラックとか、
児童公園とか閉鎖中の施設に忍び込んで
運動している人を何度か見かけていたけど、
女性スイマーがいないとしても
女池は大変外聞悪いのでは?

あるいは修理をしている作業員が
仕事の合間に運動か?

資生堂「花椿」玖保キリコの「くるまれてクリスチナ」はこちらで♪

白泉社「メロディ」にショートエッセイ『きりこのこばらのこみち』連載中!

 

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漫画家。東京出身。1996年渡英。ロンドン在住 。代表作に「シニカル・ヒステリー・アワー」(白泉社)「いまどきのこども 」「バケツでごはん」(小学館)「ヒメママ」(マガジンハウス)など。 また「キリコ・ロンドン」「中級キリコ・ロンドン」「ロンドン丼」(角川書店)などのエッセイもある。CDジャケットを手がける他、自身の漫画作品「シニカル・ヒステリー・アワー」のアニメーション映画化では監督も務める。ロンドンのエブリーナ小児病院、聖トマス病院の小児科歯科及び同病院の小児科緊急病棟などのインテリアも手がける。「シニカル・ヒステリー・アワー」「いまどきのこども」の英語翻訳版がeブックで発売中。 白泉社のメロディで「キリコのこばらのこみち」連載中。2022年4月7日から資生堂花椿Web上で「くるまれてクリスチナ」の週刊連載始まる。 インスタグラム:@kubosoko

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