生活に密着したコーヒーハウス

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Knockbox Coffee  ノックボックス・コーヒー

ロンドン中心部でヴィレッジ風の趣を残している場所といえば、昔はマリルボーンのあたりがそうだなぁと思っていたけれど、最近は家賃の高騰でインディペンデント・ショップがどんどん店じまいしているのが残念。そんな中で、まだまだチェーン店をほとんど見ない中心部にある希少なヴィレッジと言えば、ブルームズベリーのLamb’s Conduit Streetです ^^

夏は大人気の外席。絵心のあるオーナーさんが描く看板のイラストが楽しい♪

夏は大人気の外席。絵心のあるオーナーさんが描く看板のイラストが楽しい♪

とくにメンズ・ファッションで有名なこの通りで、コーヒーへのこだわりも並大抵ではない紳士たちが通っているコーヒーハウスと言えば、このKnockbox Coffee。

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コーヒーの本場オーストラリアからやってきた焙煎所、Workshop Coffeeから仕入れるコーヒー豆を使っていて、そのお味はホットでもアイスでもしっかりコクを感じる本格派。昨年のオープンからすでに数多くの常連さんを獲得している理由はここにあります。

グルテン不使用や乳製品不使用のベーキング・グッズもあります

グルテン不使用や乳製品不使用のベーキング・グッズもあります

トルコ系オーナーのメテさんが自ら手がけたというインテリアはシンプルで飽きがこないうえに、どこか温かさを感じさせる実直な佇まい。お客さんを選ぶようなトレンディさを強調した設えではなく、日常的に使ってもらえる庶民のためのカフェでありたいという願いが込められているそうです。

ココナッツとライムのケーキはほのかな酸味のあるさっぱりクリームが決め手☆

ココナッツとライムのケーキはほのかな酸味のあるさっぱりクリームが決め手☆

ティー類は市内のトップ・レストランでも使われているRare Tea、サンドイッチに使うパンはロンドンでも一二を争う名ベーカリー、セント・ジョンから。サラダは地下にあるキッチンで毎日作られ、ディテールにこだわりが見られる焼き菓子は北ロンドン在住のアニータさんという女性の手作りで、毎朝焼き立てが届けられるそうです ^^

ラムズ・コンデュイット・ストリート界隈は、中心部とはいえまだまだたくさんの人が住む住宅街です。ご近所さんが日常的にふらりと立ち寄って、会話の一つや二つを交わせる憩いの場として、これからますます愛されていきそうです☆

29 Lambs Conduit Street, London WC1N 3NG

店名Knockbox Coffee
最寄り駅Russell Square / Holborn
住所29 Lambs Conduit Street, London WC1N 3NG
電話番号020 3489 7325
営業時間月〜土 7:30 – 17:00
URLhttps://www.facebook.com/knockboxcoffeelondon/timeline
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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