Tart East Dulwich タルト イースト・ダリッジ
クラッパム・コモンの1号店に続き、昨年冬に2号店がオープンしたのはお洒落なイースト・ダリッジ。店名通りタルト専門店なのですが、まずお店に入って目に飛び込んで来るのがレトロなデコレーションと溶け合う「David Greig」の文字。そこからこのショップがイギリス人の得意とする古い建物を再利用した店だとわかります。
このデイヴィッド・グレイグという名前、おそらくネイティブのイギリス人なら誰でも知っているのかもしれませんが、私は今回リサーチをしてみるまで知りませんでした。その昔、スーパーマーケットのセインズベリーの競合相手として一斉を風靡したスーパーチェーンだったそうですよ。ご存知でしたか?
ウィキペディアによるとデイヴィッド・グレイグは1870年頃に創業し、家族経営で北ロンドンのホーンジーにオープン。その後、南ロンドンのブリクストンに2号店を出し、1960年代までに南イングランドを中心に220店舗ほど展開していたということなので、相当手広いビジネスだったようです。それが家族経営相続税などの問題で競合スーパーに買収されるなどして姿を消していったようです・・・。このタルトのお店が入る建物は、歴史保護建造物のグレードII に指定されているそう^^ 通りできれいに保存されているはずです。
というわけで歴史と情緒たっぷりの建物を再利用しているイースト・ダリッジのTartですが、その奥には光あふれるモダンなコンサバトリーがあり、こちらのスペースも地元の人々にはかなり人気のようなのです。
食事系のタルトは常時6種類あり、ヴィーガン、ベジタリアンからフィッシュ・パイ、ミートを使ったものまで姿美しくベイクされています。単体をイートインすると6〜7ポンド、サラダ2種を添えると10ポンドちょっとなので、サラダ付きの方がお得感がありますね^^
お洒落なLordship Lane沿いにはたくさんのカフェがあって迷っちゃいますが、満足度の高い軽食をお探しなら、ぜひ♡