Brunswick House ブランズウィック・ハウス
古きものに対するイギリス人の熱烈な愛情が感じられるカフェ・レストランがテムズ川南岸のVauxhall駅近くにあります。アンティークやヴィンテージ、サルベージ、インダストリアル商材などを幅広く扱う会社「Lassco」(ラスコ)の経営と聞いて、大きく納得。
この18世紀に建てられたジョージア王朝時代のマンション・ハウスの背景には近代的なビル群が立ち並んでいてとても面白い対照をなしているので、近くを通られたらぜひご覧になってみてください☆ 入り口は二つあり、一つはアンティーク・ショップへ、一つはこのカフェ・レストランに続いていますが、もちろん中でつながっているのでご安心を。
その昔、ブランズウィック公の屋敷だったというレンガ造りの大きなマンション・ハウスにLasscoが入って来たのは2005年のこと。商品を陳列するショールーム兼ショップとしてだけでなく、レストランやカフェ・バー、ファンクション・ルームなどを備えた利用価値の高い建物に大改装し、今ではヴォクソールの名物的な存在に。イベント会場、パーティー会場として利用するご近所も多いようです。このLassco、数年前にはバーモンジーのモルトビー・ストリート・マーケットに支店を出したので、ヴィンテージ好きの若い世代にはそちらのほうが有名かもしれません。
レストラン入ってすぐのカフェ・バーでは飲み物やスナックを、奥にあるダイニングでは本格的な食事を楽しめる構造。天井からいくつも吊り下がるキラキラのシャンデリアやクラシックな彫像が配置されたダイニングでは、なかなかのゴージャス気分を味わえます♪ 大人数グループもしっかり受け入れられるキャパも頼もしい。
肝心のお食事ですが、味は概していいです。モダン仕様の料理は食のトレンドをそつなく抑えていて、食材の組み合わせも調理法も間違いがない。デザートも美味しい。ただ平日ランチと夕方プレ・シアターはセット・メニューがあってお得感があるのですが、アラカルト・メニューから選ぶディナーや週末は、メイン・ディッシュの量が若干少なめなので割高に感じることもあるかも。平日ランチか6〜7時のセット・メニューが狙い目なのかも ^^
テムズ川沿いの散歩を楽しみがてら、アンティーク見学と食事で二度美味しい思いができるお店です☆