Great Queen Street グレート・クイーン・ストリート
「むむ。で、できる!」と心底思えるガストロパブに、ロンドン中心部で、とくにウェストエンドで出会うことは稀ではあるのですが・・・先日、ずっと前から行ってみたかったコベント・ガーデンにあるGreat Queen Streetを訪れたらこれがすごかった! ウェストエンド、いえいえ、ロンドン・ゾーン2内でも一、二を争うガストロパブなんじゃないかと思えてしまうくらい、美味しくて素敵なパブ・レストランだったのです♪
ロケーションはコベント・ガーデンとホルボーンを結ぶGreat Queen Street沿い。これまで何度か直前予約しようと試みて取れなかったという経緯があり、今回はかなり前から予約して、満を持してのご来店〜。2007年にオープンしているので、もう10年近く営業していることになります。
もっとぎゅうぎゅうに混雑しているパブだと想像していたのですが、意外にテーブルの間隔が広々ととられていて、レストランのようにゆったりとした気分で食事ができたのがかなりの高得点でした(テーブルが少ないのも予約を困難にしている)。予約なしでポップインしても、2名までならカウンター席に座れる可能性あり。
メニューは日替わりで、ブリティッシュなパブ・フードにインターナショナルなモダン・ツイストをきかせた・・・というお決まりの感じではあるのですが、シェフの技量とセンスがとびきり高いとみえて、その仕上がりが素晴らしかった ^^ スターターにはアンチョビと海老、ステムブロッコリーのサラダ、牛タンとセロリアック、ウェルシュ・レアビット+クルミのピクルスなどを注文。どれも素材の組み合わせや味のバランスが計算され尽くされた品々でしたが、中でも軟らかく、ある種コンビーフのような食感に仕上げられた牛タンはプロの腕前が感じられるオドロキの一品でございました☆
メイン・コースの自家製ソーセージ&レンティル、ロースト・ラム&バターナッツスクアッシュのマッシュ、ひよこ豆のフリッター+ナスとパプリカのトマト・ソースも素晴らしい出来映え。どれも甲乙つけがたく美味しかったのですが、個人的にはひよこ豆フリッターの一皿はこれまで食べたことがない組み合わせで、ベジタリアン用のメイン・コースとしてはとても満足度が高く秀逸だと思いました。
デザートにはリンゴのタルトとアイスクリーム2種を。このリンゴのタルトがまた、タルト生地の完璧な焼き具合からフィリングまで素晴らしかったのです。というわけで、また絶対にリピートしたくなるお店を発見〜♪