The Depot デポ
先日、キングス・クロス駅にも近いカレドニアン・ロード界隈にあるベーカリー・カフェに行った際、隣に何やら個性的な飲食スペースを発見。いつものように好奇心のおもむくまま^^ さっそくその足で訪れてみました。
英国ではかつて馬屋などがあった裏通りを「Mews」と呼ぶのですが、このお店もミューズと言われる一画に佇んでいます。しかも「Carpenter’s Mews」。昔は馬車周りの組み立てをする大工さんの作業所だった場所、なのかもしれないですね^^
そして、こちらが入り口。お店の名前は「The Depot」。
あとでお店の人に聞いて知ったのですが、かつてバスの発着所(Depot)があった場所なのだそうです! 2017年頃に現在の名前になったようですが、パブとしてはすでに2000年代から存在するのだとか。全然知らなかったなぁ。ご近所さんだけが知る、穴場ですね。
そして一歩入ってびっくり。とにかく広い! 東ロンドンの倉庫街にある飲食ベニューを思わせるクールな仕様。
中二階もあり、そのスペースもすごく落ち着けるのです。平日の午後は静かだし、もう最高^^ コートヤードには緑がいっぱいで、パブから外の眺めもグリーン、グリーン。リラックス・ムードも満点です。
食事にも力を入れているようで、メニューにはピザを含む栄養満点の一皿が勢ぞろい。メインの品は、なんとなくメキシカンを中心に献立を考えているイメージでしょうか。例えば軽く燻したサーモンにはココナッツ・ライスと発酵キャベツを添えて。ピリ辛のトマトソースでいただくカリフラワーのチリコンカンには、ワカモレとクリスピーな揚げスナックもついてきます。

こちらはカリフラワーのチリコンカン。大きなカリフラワーが煮込まれていたので少し旨味が足りなかったけど、ソースとワカモレで結果オーライ。ご飯は上手に炊けてます^^

ホット・サーモンの一皿。サラダも付いてくるのが日本のお弁当っぽい。これで12.50ポンド。
ゆったり居心地が良かったので、友人が帰った後も残って少し仕事をしてみたのですが、やはり環境最高^^ またいつか仕事場として使わせてもらうと思います。

この写真の右手にさらに階段があり、薄暗いラウンジ・スペースまであるんです。ここもいつか使ってみたい。
ちなみに、れっきとしたパブではありますが、なんと結婚披露宴のベニューとして、週末はフル稼働しているそうです!
元バス倉庫という広大なスペースを生かした現代的な雰囲気が若い世代に支持されているようで、「インダストリアル・ゴージャス」という言葉を捧げたい特殊なスペース。280名までホストできるそうなので、何かビッグ・イベントを控えている皆さんはぜひ詳細について問い合わせてみてくださいね。何しろ、この広さ、カッコよさですから。
こちらのリンクに結婚パーティーの写真が載っています!
https://www.jayrowden.com/the-depot-n7-wedding/

@jayrowden
簡単なシェアリング・メニューなら一人15ポンド、バッフェ・メニューは28ポンドから。もちろん3コースのお料理も予算に合わせて各種用意しています。大きめのバースデーにも十分対応してくれそう^^
同じ敷地内にはエジンバラ発のシアター・スペース、Pleasance Theatreもあり、イベント日は多くのシアター関係者で賑わいます^^