ブルームズベリーで2006年から定着しているガストロパブの一つで、スパニッシュ・タパスで有名な店です。ウワサに違わず美味しいお料理で大満足でした ^^
伝統的なパブで食事をする魅力の一つは、趣あるインテリアに囲まれてイギリスらしいダイニング体験ができること。このノーフォーク・アームズでは、どこかアールデコを思わせるランプやデコレーションが印象的で、ブラックに塗られた支柱や窓枠がきゅっと空間を引き締めていました。
ブリオッシュ・タイプの大きな自家製パンが積まれているのを横目で見ながらカウンターの向こう側まで歩いていくと、ちょうどよい感覚でテーブルが配置されたダイニングが広がっています。迷わず自家製パンを注文すると、ほんのりと甘く美味♪ 軽くないムッチリ・タイプですが料理のお供にもちょうどよかったです。
日本人にははずせないタコ料理はマリネしたサラダとチョリソーと一緒にグリルした2種類があり、どちらもタコが柔らかく満足。塩鱈のコロッケの塩加減もよく、伝統のトルティーヤもクリーミーな舌触りで◎
地中海風のスモークしたナスのペースト「ババガノシュ」もクリーミー、ブルー・チーズとクルミ、ハチミツのブルスケッタは、トーストされたパンがブリオッシュ・タイプなので余計に素材がマッチしていて大変美味しかったです ^^
「モダンなひねり」は若干感じられるものの、昨今のロンドンのタパス・バーで食べられるような「超現代風」でもなく、味のバランスや塩加減がちょうどよい塩梅で安心して舌をゆだねられる優秀な伝統タパスという感じです ^^ 人気店なので必ず座りたい場合は要予約ですが、ふらりと立ち寄っても2人くらいならどこかに座れるのでは?と思いました。美味しいおつまみとリーズナブルなワイン、伝統のエールが合体した居心地のいいガストロパブです。
ア! ちなみにスターター、メインという感じで食べられるメニューもありますので、そちらも要チェック。