Fair Shot Cafe フェア・ショット・カフェ
イギリス人の素晴らしいコミュ力とチャリティ精神を感じることができる力強いカフェが、昨年末に誕生しています。
カフェが佇むのはメイフェアのお洒落なショッピング通り、サウス・モルトン・ストリート! すごい立地なのですが、れっきとした独立系カフェ。学習障害を持つ若者たちに職業訓練をほどこすことを目的として創業しました。創業者のビアンカ・タベッラさんは、このコンセプトでカフェを立ち上げるためにパンデミック中に300万ポンドをファンディング。本気度を見せつけてくれました。すごい!
イギリスにおける学習障害を持つ若者の失業率は、94%だそうです。自閉症やダウン症をはじめ学習障害を持つ若者に、ここではバリスタとしての技術や接客などの職業訓練を丁寧にほどこし、自立していく方法を手伝います。働いているみんなが笑顔で気持ちよかったですよ ^^
ビアンカさんはこの事業で「UK Points of Light」賞を受賞しているんですよね。これは突出したボランティア事業に対して首相から授与されるもので、名誉だけでなく実も伴う素晴らしいアワードです。すでに第1期生の卒業を迎えたフェア・ショット・カフェ、これからの活動にも期待してしまいます。
しかし! 実は周辺の再開発の問題で来年1月にはこのメイフェアの場所を出ていかなくてはならないそうです。そこでビアンカさんがまたしても立ち上がり、募金活動をされています。
あなたもぜひ、カフェを訪れてサポートされてはいかがでしょうか?^^ 支援の仕方については、こちらのリンクで。ただカフェを訪れてコーヒーを買うだけで、あなたもサポーターです♡
2件のコメント
LONDON LOVEさま
コメありがとうございます!
94%ってひどいですよね・・・私も思いました。
学習障害のある人たちを雇用しているカフェは他にもあるんだけど
ビアンカさんみたいに職業訓練システムにしようとしているところが少ないと思います。
本当のインクルーシブ社会、目指して欲しいですよね♡
そのために自分たちでできることをする^^
イギリスで、学習障碍者の若者の失業率が94%とは驚きました!
イギリス社会は、もっと門戸を開いていると思っていたので。
リンク先にあったBBCの動画で、一人のスタッフが
「ここで働くことで、社会と平等と感じることができる」
と言っていたのが印象的でした。
社会と大きな溝を常に感じているということですよね…
それに、こんな一等地にオープンするとは、
ビアンカさんのビジョン含め、戦略も素晴らしいですね。
渡英時は絶対行きたいので、ぜひ長く続けてほしいです!(^^)!