
Osteria Angelina オステリア・アンジェリーナ
日本の「イタメシ」をコンセプトに立ち上がった最新イタリアン「オステリア・アンジェリーナ」。ショーディッチの再開発区に、5月末にオープンしました^^
ロケーションはショーディッチ・ハイ・ストリート駅とリバプール・ストリート駅にほど近い、倉庫街の再開発区「Nicholls & Clarke Yard」。渋いレンガ造りの建物が美しく刷新された一画は、オフィスやレストランなどが少しずつ入り始めた比較的新しい場所で、ガス灯がよく似合う。こんなスペースがまだ残っているとは・・・ショーディッチはまだまだ懐深いようです。

このアンジェリーナの向かいにはシーフード・ビストロの「Noisy Oyster」 がつい最近になってオープンしています。
内装もこのエリアがクリエイターたちによってふたたび息を吹き込まれた20年前を彷彿させる、力強いインダストリアル・デザイン。和のエレメントは提灯のようなモダン照明が担います。相当にショーディッチ的な空間ですね・・・。

モダン・インダストリアルなスペースがかっこいい。

提灯ランプが柔らかなテイストをもたらす洗練されたバー空間。
さて、オステリア・アンジェリーナは日本とイタリアの料理を融合させ、大成功をおさめたダルストンの独立系レストランの姉妹店。アンジェリーナについて詳しくは「料理王国」のこちらの記事でぜひ。その料理の美しい佇まいにうっとりするはずです^^
今回も同じ「日本 x イタリア」がテーマではあるのですが、オステリアでは「コースではなく、アラカルトでアンジェリーナ飯をいただける」ことが特徴。ダルストンのアンジェリーナ未体験者は、ぜひこちらでシェアしながら楽しんでみては?

海苔風味の自家製フォカッチャ。完璧なベーキングと和の香り♡
例えばイタリアン・ソフト・チーズ「フォンティーナ」の上に赤海老をのせて、モロミで風味付けしたピゼッタは、小さいながら濃厚な仕上がりでたいへん美味。いや、珍味とさえ言えそうな個性的な味わいは本家アンジェリーナそのまま。体験してみる価値があります。
その他のクルードや野菜料理の数々もおつまみ風にうまく味付けされ、創作性が豊か。ひとつ一つ、よく味わっていただきたいジュエルのような品々です♡

ソフト・チーズと赤海老のピゼッタ・ネラ。

左はズッキーニのトリフォラーティ。右はラディッシュのピクルス(“漬物”となっていたけど、ピクルスですね)。

昆布で〆たタイのクルード。
窓際には細長いパスタ・スタジオが設置され、手作りしている様子をライブで見ることが可能。今回いただいた鴨肉と蓮根のラグーは飽きのこないシンプルな味わいで、小皿なので炭水化物といえど胃にももたれず、ちょうどよい塩梅。コンセプトそのままの「おしゃれなイタメシ屋」という感じですね。

鴨と蓮根のファゾレッティ。パスタ作りの様子は外からも見えて楽しい♪

デザートも本家アンジェリーナと同じく和風イタリアンの王道で、抹茶や黒胡麻を使った風味豊かな洋菓子が並びます。今回は黒胡麻のチーズケーキの勝利!

抹茶のカプレーゼと黒胡麻のチーズケーキ。
味はもちろんのこと、雰囲気といい、ロケーションといい、今のロンドンの食シーンの勢いを見せてくれる実力派レストランのオステリア・アンジェリーナ。本当の日本の「イタメシ」を再現しているかどうかは別にして ^^; ちょっとしたショーディッチ・デートにも使える場所なので、覚えておくと便利です!
Nicholls & Clarke Yardから続く「Blossom Steet」も同じ開発エリア。ソーホーで成功を収めているスリランカ料理の「Kolamba」2号店もあり、どうやらこの辺りは「成功者がさらに腕試しをする場所」という印象も漂わせています。
エリア見学も楽しいので、ぜひ次回のショーディッチ訪問には足を伸ばしてみてくださいね。

【注釈】
下記の地図の位置が正しくないようです。おそらく「Nicholls Clarke Yard」がまだ新しく、WordPress上のAIで認知されていないからだと思います。お使いのブラウザで、下記住所を入れて新規検索されると正しい場所が表示されると思うので、調べてみてくださいね^^