Lambo Bar & Restaurant ランボー・バー・アンド・レストラン(閉業)
北ロンドンのCricklewoodと言えば閑静な住宅街と庶民の活気あるハイストリートの両方が混在する不思議なエリア。この界隈のバス通りに面したおじさま仕様のカジュアルなパブ・レストラン、Lamboに、新たな顔が加わりました。
何年か閉店していた当パブが再び息を吹き返したのはつい最近のこと。レバノン料理とシーシャを提供するオジさま仕様のこてこてスポーツ・パブではあるのですが ^^ つい一週間ほど前から、イタリア人シェフのエンゾ・ブラッコさんが新ヘッド・シェフとしてフレッシュ登板! なんだか新しい客層を生み出しそうな予感です ^^
元々ミュージシャンだったエンゾさんですが食への情熱が高じてシェフに転身したのはロンドンに来てから。本場イタリアの上質食材を輸出入する仕事を模索しつつ、北ロンドンのカフェでイタリアン・シェフとしてのキャリアをスタートするや、オープン数カ月後にはトリップアドバイザーのロンドンのイタリア・レストラン部門でトップ10を賑わす話題のシェフに。その後、 中心部にある本格レストランやパブで新たな修業を積み、ついに自身の料理で勝負するシェフに返り咲きました。
前回のカフェに引き続き、今回はさらにシンプルにスターター各種とピザで勝負! お母さんの味だというナスのパルミジャーナや、新鮮ムール貝、イタリア直送の生ハム盛り合わせなど厳選されたスターターはもちろん、ここで食べなきゃ一生の大損とも言われるのがw 有機小麦でベースを作るピエモンテ風のアルチザン・ピザ♪
シンプルでオーソドックスなピザは全部で7種類あり、フレッシュ素材以外はイタリアから取り寄せたこだわりの食材ばかり也。ピザの味って生地の厚さやトッピング量や乗り方、焼き具合までそれぞれ好みがあると思うのですが、エンゾのピザは間違いなく私好み☆ 本場の美味しいピッツァリアと同等以上の味であることは間違いなく、しかーもお値段設定がすごいんです。スターターは4ポンド〜7.50ポンド(生ハムの盛り合わせがこのお値段)、ピザは5ポンドから6.90ポンドという破格の価格設定。ですから例えばスターター+メインと食べても10ポンドから14.50ポンドというフトコロに優しいディナーになるのです。
そしてエンゾ・スペシャルとも言うべきは、デザート♪ ティラミス、パンナコッタ、そしてフルーツ・タルトはここの3大デザートなので、スイーツ・ティースな皆々様はお見逃しなく〜。あ、パンもエンゾの手作りです。ほぼ全て、彼の手作りです。はい。
さて、レバノン料理サイドなんですが、これもなかなかイケました ^^ こちらはエジプト人のカレッドさんの担当☆
メッゼ類はフモス、タブーレ、ナス煮込み辺り、美味しいです。残念ながらファラフェルは今ひとつ。しかし私的な大ヒットは、レンズ豆入りご飯。塩気は強いんですが、味のバランスがよい。そしてケバブも美味しかったですよ!
何はともあれ、エンゾのもってけバーゲンな極うまピザを食べたい方はLamboへGO!
※現在はレバノン料理セクションはないみたい。イタリアンのメニューも変わっているのであしからず〜