Le Colombier ル・コロンビエール
チェルシーという地区は年配のお金持ちが数多く住まう地区であり、富裕層の皆さんはタイムレスな正統派フレンチが大好きですよね。中でもサウス・ケンジントンはフランス人コミュニティーと密接な関わりのある地域だけに、良質のフランス料理レストランが数多く存在するという伝統もあるのです。しかるに、このル・コロンビエール(鳩舎という意味。通りの名前Dovehouseに掛けた?)。
1998年オープンと、すでに20年近くに渡ってご近所に愛されているクラシックなブラッセリーです。私はこのお店に頻繁に通っている友人に連れていってもらったのですが、もう本当にご近所のお金持ちの皆様にこよなく愛されているという言葉がピッタリとくるお店で、とてもとても微笑ましく感じられたのです。平日のランチ時間に訪れたのですが、お誕生日などの特別な集まりで来られているグループや、ふらりと散歩の途中で立ち寄られたご近所の老夫婦、タクシーでやって来られた常連さん家族もおられました。
フランス料理店としては珍しいほうだと思うのですが、ここはシーフードがスペシャリティです。平日・土曜のランチ・セットは2コース19.50ポンドでなかなかお得なお料理をいただけるのです ^^
いただいた生牡蠣のエシャロット・ヴィネグレット、ビスク・スープ、シーフード・ポテト・グラタンと、どれもフレンチの王道で味は本当によく、否が応にもテイストアップする食材がふんだんに使われ「ダイエットは明日から〜」という言葉が頭をよぎりますが、ハレの食事と思えばそれもよし ^^
フレッシュ・オイスターが好きで食べ歩いている常連の友人によると、ここの生牡蠣は中心部にあるJ SheekeyとかWright Brothersなどが真っ青になるくらいのクオリティなのだとか。そしてホタテが美味しい! のだそうです。このホタテを試してみてレビューしてもよかったかな〜と思ったのですが、なにはともあれ、夏が終わらないうちにサニーサイドなテラス席とシーフード&白ワインに舌鼓を♪ (でもでも肉料理も美味しいに違いありません!)