賞に輝くバーゲンなバルセロナ・タパス

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Boqueria Acre Lane   ボケリア・エーカー・レーン (閉業)

ブリクストンからクラッパムに向かって西へのびる長い通り、Acre Laneの真ん中あたりに2012年に登場して以来、伝統重視のモダン・タパスを真に良心的な価格で提供し続け、周辺住民の心をぎゅっと鷲掴みにしているクールなタパス・バー。

こちらは入り口すぐのバー・スペース

こちらは入り口すぐのバー・スペース。カップルならここでも楽しそう♪

照明暗い・・

照明暗い・・

ワンフロアのみで手前がバー、奥がダイニングになっていて、平日の営業はディナーだけ。冬の夜に訪れたとはいえ、照明はレストランというよりもバーのそれ。最初は目が慣れるまでたいへんでした ^^;

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伝統タパスの店ってパンに失望することが多いですが、ここはモダン仕様♪ とろけるような生ハムと合います。

まず驚いたのは、良質の生ハムを随分と良心的な価格で提供していること。写真の量のセラーノ・ハムが7.60ポンドと、他ではあまり見かけないお安さ。イベリコ・ハムは定評のあるフリアン・マルティン社のものが11ポンドと、量を考えるとこちらもお得感あり。

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左上から時計回りに、タコのガリシア風、ナスのフライ、蜂蜜ソース、チョリソー&生ハムと卵くずし、グリル野菜。ナスのフライはいまいちだったかしら・・・

個人的に気に入ったのは、チョリソーやクリスピーなポテト、生ハムをくずし卵でいただくという伝統料理で、他店ではよく海老が入ってそれなりのお値段になっているのだけれど、ここは海老抜き、でもたっぷりのハムが入って5.90ポンド。定番ガリシア風タコも柔らかくて美味しかったし、イカスミご飯も旨味と塩加減のバランスよし。

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シーフードのブラック・ライスはふつうに美味しかったです ^^ デザートは意外と手前のミルク揚げが美味しかった。

デザートにあったミルクのフライ(レチェ・フリータ)っていうのはカスタード・クリームを冷やして揚げたものなのですが、濃厚にもかかわらず、心地よい口当たりと甘さでペロっと食べられてしまうキケンなスイーツでした。アーモンド・ケーキはまぁ、ふつうな感じで ^^

4人で楽しく食べて少し飲んで笑ってお一人様20ポンドちょいでした。このリーズナブルさとクールなロケーション、お味のよさ、気持ちのいいサービスもあって、2015年・2016年の2年連続でウェイトローズ「Good Food Guide」主催の独立系レストランに与えられる「ロンドン・レストラン」大賞をとっています。人気の秘密?? グッド・バリューの一言に尽きると思います ^^

192 Acre Lane, London SW2 5UL

店名Boqueria Acre Lane
最寄り駅Brixton
住所192 Acre Lane, London SW2 5UL
電話番号020 7733 4408
営業時間月〜金 17:00 – 23:30 土 12:30 – 0:00 日 12:30 – 22:30
URLhttp://www.boqueriatapas.com/BoqueriaTapasHome.html
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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