Duddell’s ダドルズ(閉業)
再開発が着々と進んでいるロンドン・ブリッジ駅の裏手もちらほらと面白い新レストランが登場しつつありますが、ロンドンが渇望している中華料理のニュープレーヤーが2017年11月に上陸しています。Duddell’s。香港で2013年、アート・コレクターの富豪3人によって立ち上げられた高級レストランのロンドン店です。
レストランが入っているビルは15世紀末頃にはすでにセント・トーマス病院に併設された教会があった跡地で、現在の建物は1703年に再建されたものだそうです。それでも十分に古いですよね ^^ レストランはその元教会を、ロンドンを拠点にしている建築事務所Michaelis Boydが大規模に改修したもの。香港のレトロな建築やオーナーたちのアート趣味、ロンドンらしい現代性を融合したスタイルだそうです。これがこれが本当に大成功! 入り口に立っても一見しただけでは内部のゴージャスさは伝わらないのですが、建物に入るとあっと驚くエレガントかつコンテンポラリーな空間が広がっています♪
こちらのキャセイ・パシフィックさん運営のガイドによると、店名は19世紀半ば、マカオから香港に移住してきた富豪ダドル兄弟にちなんで名付けられたダドル・ストリートに由来しているそうです。このリンクにとっても詳しく素敵に書いてあるので、香港のダドルズに興味ある方はぜひぜひ見てみてください ^^
お店の由来やインテリア仕様も含めて、総合的にみてかなりアップマーケットなレストランであります。アラカルトはややお高め。もちろんグループでシェアすればそれなりにリーズナブルになります。さらにランチなら3コースで25ポンドと、とてもお得なセット・メニューがあるので、そちらでまずお料理の味を知ってからアラカルトに挑戦してみるという手もおすすめです。ゆえに私たちは、セット・メニューを選択♪
ランチのセット・メニューは前菜に3個入り点心セット、スープが付いて、メイン1品選択+卵ごはんという4品構成スタイル。デザートは5ポンド追加で注文することができます。この日は3名で2つのセット・ランチを注文し、少しだけアラカルトを追加したのでかなりリーズナブルに。スタッフの皆さんもとてもフレンドリー、かつ豪華インテリアも手伝って、至福のランチタイムとなりました。
手作りされる点心類はどれも繊細で美味しく、ホット&サワー・スープも2人前を3人分に分けてくれる心遣いあり。主菜には酢豚、アンコウの炒め物を選び、そこへ鴨肉のサラダを追加。香港ではミシュラン一つ星を獲得しているというだけあり、どれも丁寧に調理されていて、素材も新鮮、一様に美味しくいただきました。そしてデザートも各5ポンド追加で2品を注文。こちらも東洋・アジア的な味わいで美味しかったです♪
接待にも記念日ご飯にも使えそうな、素敵中華の登場でちょっとワクワクしました。高級中華料理店は市内各地にありますが、こういったインテリアの店はあるようでない。今後もぜひ利用したいと思います♪