これぞ南欧コンフォート・フード現代版

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Sardine  サーディーン (閉店)

ここ数年は草間彌生さんの展覧会を立て続けに開催している老舗ギャラリー、Victoria Miroと、現代アーティストをサポートする元気なParasolギャラリーを裏手に背負った小さなレストラン。2016年夏のオープン以来、評判は聞いていてずっと行きたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく・・・やっとお邪魔することができました!  そして、ここで食事をいただいて思ったことがあります。それは「しまった!  2年半を無駄にしてしまった・・・」でした^^;  つまり、そのくらい気に入ったということ。もっと前にこの味を知っていれば、もっと通えたのになぁと。

City Road沿いのマクドナルドのところを奥に入って行きます。左上は突き出しのカナッペ ^^

City Road沿いのマクドナルドのところを奥に入って行きます。左上は突き出しのカナッペ ^^

建物の外観はなんてことないです。オールド・ストリートのめまぐるしい開発の中で生まれた近代ビルの一つ。でも、中に入るとあっと驚くほど上手にデコレーションしてあり、つい「コージー」という言葉を使ってしまいそうなカラフルな温かみがあります^^

スペースはこれだけ。この後、満席になりました。ローカルで働いている人のオアシス見たいですね。

スペースはこれだけ。この後、満席になりました。ローカルで働いている人のオアシスみたいですね。

ランチにはセット・メニュー(2コース16ポンド、3コース20ポンド)またはアラカルトの選択肢があります。メニューを注意深く見て、3名でセット・メニュー2つとアラカルトから何品かをとってシェアする作戦にしました。これが大当たり! とてもリーズナブルにバラエティに富んだ料理を大変美味しくいただくことができました♡

こちらのレストランは南フランスとイタリアをミックスした南欧料理がテーマです。だから日本人の口に合う・・と言ってしまうと早計かもしれないですが、やはりそのフレッシュなお味はぴったり合いました^^  日常的に家庭でいただいている当たり前の素材でも、旬のベストな状態のものを選び、絶妙の火入れ+味加減に仕上げる。ともかく素材の良さが際立っている。食べると元気が出る。笑顔になる・・・そんなお料理なのです。

オーナーシェフは、その昔、東ロンドンでRotorinoという南仏レストランで腕をふるっていたアレックス・ジャクソンさんで、シンプル&デリシャスがジャクソン流。手間をかけてどんどん複雑になっていく最近の料理トレンドに反して、旬の素材を上手に選び、どうすればその持ち味を最大限に引き出すことができるかという魔法を習得されている方です。

さて、お料理はこちら♪

左は鴨レバーのパフェ+プルーンのピクルス。リッチなパフェにピクルスの酸味がマッチ。右は栗とカボチャとポテトのスープ。わざと固形を残した食べ応えあるスープだけど、乳製品を混ぜていないせいか、さっぱりといただける新鮮さあり。どちらもセット・メニューの前菜。

左は鴨レバーのパフェ+プルーンのピクルス。リッチなパフェにピクルスの酸味がマッチ。右は栗とカボチャとポテトのスープ。わざと固形を残した食べ応えあるスープだけど、乳製品を混ぜていないせいか、さっぱりといただける新鮮さあり。どちらもセット・メニューの前菜。

右上はローストしたカボチャにほうれん草とパルメザンを合わせたもの。日本の栗カボチャ。美味しい! 左はちょっとスモーキーな仏西部モルトー地方のソーセージにレンティルを合わせたもの。ジューシーなソーセージにさっぱりスープ・レンティルがやみつきになるお味。うまいな〜。これらがセット・メニューのメイン・コース。右下はアラカルトのスターターにあったパープル・ブロッコリーの下に南仏名物ブランダード(塩鱈とポテトのピュレ)を敷いたもの。

右上はローストしたカボチャにほうれん草とパルメザンを合わせたもの。日本の栗カボチャ。美味しい! 左はちょっとスモーキーな仏西部モルトー地方のソーセージにレンティルを合わせたもの。ジューシーなソーセージにさっぱりスープ・レンティルがやみつきになるお味。うまいな〜。これらがセット・メニューのメイン・コース。右下はアラカルトのスターターにあったパープル・ブロッコリーの下に南仏名物ブランダード(塩鱈とポテトのピュレ)を敷いたもの。

こちらはアラカルトのメインから、タラのロースト+ひよこ豆+アンチョビ・ソース。シンプルで見た目通り。だけど素材がいいと最高に美味しいネ^^

こちらはアラカルトのメインから、タラのロースト+ひよこ豆+アンチョビ・ソース。シンプルで見た目通り。だけど素材がいいと最高に美味しいネ^^

気どらず、リーズナブルに、美味しいものを食べたいときに、おすすめ♪  ただし夜はアラカルトしかないので、お酒と組み合わせると通常のお値段かも。それでも前菜7〜9ポンド、主菜15〜19ポンドなので、ロンドンのレストランの平均からすると良心的だと思います ^^

15 Micawber Street, London N1 7TB

店名Sardine
最寄り駅Old Street / Angel
住所15 Micawber Street, London N1 7TB
電話番号020 7490 0144
営業時間月〜金 12:00 – 15:00 / 18:00 – 22:00 土・日 10:00 – 15:00 / 18:00 – 22:00
URLhttps://sardine.london
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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