Bingham Riverhouse ビンガム・リバーハウス
日もすっかり長くなり、あと一月もすればウィンブルドンの季節。天気がいい日はリッチモンドやウィンブルドン、キュー・ガーデンなど緑豊かなロンドン南西部郊外へと繰り出し、風光明媚なテムズ川沿いをのんびりと散歩したいものです^^
歩き疲れたら、もちろんご褒美休憩を。せっかくこのエリアに来られたのなら、とっておきの眺めを堪能できるリッチモンドの隠れ家的なレストランでお食事はいかが?
「隠れ家」と言っても私がそう感じているだけで、じつは近隣にお住いの方には十分に知られた場所かもしれません。かくいう私も、リッチモンドに暮らす友人に連れて行ってもらったのですが、本当に爽やかで眺めのいいレストランでした。
リッチモンド公園へと向かうPetersham Road沿いの高級ブティック・ホテル内にあり、丘の上の絶好ロケーションに佇んでいるのですが……入口が地味なので、もしかするとご近所さんでも意外と中まで入る方は少ないのかなと感じました。
ホテルの名前はBingham Riverhouse。ほんの15部屋だけの小さなホテルの共用エリアは近年リノベーションされたばかりのようで、どこもかしこも気分がうっとり華やぐようなホリデー・タッチのデコレーションでまとめてあります♪ これぞカントリー・シック、と言うのでしょうか。ちょっぴり色使いにはコロニアルな雰囲気も。
その場にいるだけでウキウキするようなダイニングで、この日はランチ・セットをいただきました。現在のところ3コースで28ポンドとお得なセット・メニューがあり、季節の食材を使った現代的なお料理をいただくことができます。どのお料理も十分に美味しいものでしたが、個人的にはダイニング・ルームから見下ろすテムズの風景やホテル全体が醸している雰囲気とのハーモニーこそが、このホテルの真髄なのかなと思いました。お料理目当てというよりも、舞台セットを楽しみに来る場所。そんな感じです^^
ヘッドシェフは、リバプール・ストリートにある5つ星ホテル、アンダーズ・ホテルのスマートなキッチンでトップクラスの調理経験を積んだアンディ・コールさん。2015年からずっとビンガムのキッチンを引っ張っています。彼の役目は、ブティック・ホテルでの滞在を楽しみに来られる遠方からの宿泊客や、テラスからの眺めと食事のクオリティの両方を求めて来られる地元のお客さんを満足させることですよね。と言うわけで、次回はセット・メニューではないお料理も試してみなければ、と思った次第です^^
とはいえロケーションは最高。優雅なひと時を過ごしたい全ての方に、オススメです♪