パティオが最高! ユダヤ文化に触れるオシャレ・ビストロ

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Tish  ティッシュ

お金持ちのユダヤ人が住む北ロンドンのGolders Greenからちょうど良い距離にあるBelsize Parkに、2019年に登場しているユダヤ文化を取り入れた現代的なレストランがこちら。7月5日に再オープンです!

コロナから回復中の飲食界にあって、このお店に注目する理由は豊かなパティオ・スペース♡  ベルサイズ・パーク駅至近の立地であり、仕事帰りにサクッと立ち寄りビールとおつまみでリラックスするのに最適なのです。

フロント・パティオ!

コロナ後にやさしい造り

ユダヤのお店だとわかるのは、 金曜夜と土曜日は安息日用の伝統料理(事前予約)しか提供しないこと、コーシャにのっとった食材を使っていることです。あえて「ユダヤ料理レストラン」と書かなかったのは、アラカルト・メニューの大半が通常のヨーロッパ料理と変わらないから。ただし金曜の夜と土曜のランチ時間のみに提供する「Shabbat / シャバット」(安息日)用の伝統的なコーシャ料理をいただけるのは、ロンドン市内で唯一、当店だけです。

ユダヤの豆スープとスーパー・サラダ。

コーシャでは豚肉、エビ・イカ・タコなどはなし。肉類は苦しみなく死んだ動物の肉を教義にのっとり下処理を済ませた「清浄」なものを使います。肉と乳製品を一緒に調理しないので、ある意味ヘルシーでもあります。最近は「コーシャ認証」があることで、食材が倫理的に処理されたナチュラル・フードだという視点もあってユダヤ教徒でなくてもコーシャ食材を買い求める人もロンドンではいるようです。

友人がいただいたラム肉。コーシャでは血抜きをしっかりするのでさっぱりしていると思います。また肉類と乳製品を一緒に摂らないのでマッシュポテトにバターは入っていないのかも。

鴨肉とクランベリー♪

この日いただいた中で、最もユダヤ的だったのは前菜にあった豆のスープでした^^ やさしい味わいでどんどん食べ進められる大地の素朴さ。ちょっとだけレモンの風味も。おしゃれなお店なんですけど、シェフの誠実さを感じた一品でした。私がいただいたメインの鴨肉も美味しかったですよ。

デザートに関しては・・・感想を書きます。ユダヤ的なデザートはあえて注文しなくてもいいと(笑)。西洋料理っぽいものがたくさんあるので、そちらを選ぶほうが無難です。先ほどデザート・メニューを確認するとユダヤ特有の食材を使った西洋風デザートもあるので、そう行ったものであれば間違いがないのかもしれません^^

洋梨のケーキ。味のポイントがいまひとつわからなかった^^; 

これからの季節、お天気がいい日は外テーブル席は最高! 少しずつ、街が活気を取り戻し始めています。

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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