現代ビジネスさんで「イギリスでカツカレーが大人気!」という記事を今年2月に書かせていただいたときに、真っ先に思いついたのがここ、Tanakatsuでした。
カツ・ブームはその後もスナック菓子やレトルト食品など様々な形でロンドンの日常に浸透してきていますが、日本人としてはぜひとも本物の味を味わって欲しいですよね^^ ネイティブなトンカツを知らない非日本人のご家族やお友達をぜひとも連れてきていただきたいのが、エンジェル駅のすぐ近くで営業しているこちら、たなかつです。
日本人の奥様と東欧出身の旦那様が二人三脚で切り盛りするTanakatsu。お二人ともロンドンをはじめ複数の国のホスピタリティ業界で長く経験を積まれた方で、ご自身のお店の立ち上げに当たっては日本でトンカツを食べまくって「たなかつ」の味を作り上げました。
クラーケンウェル側の裏通りに佇むお店はランチ・タイムでも予約をおすすめしたい大人気店。シンプルなインテリアはお一人様にも優しいレイアウトでとても居心地よく、若い世代でいつも賑わっています。
さて、こちらが噂のカツ・カレー! チキンカツもあるのですが、やはり日本人ならトンカツですよね^^
一口頬張ったときの第一印象は・・・「極上の家庭の味」。工業的に作られたものではなく、人の手で丁寧に仕上げられた日本の矜持が感じられる本格派です。しっかりと揚がったカツを覆うサクサクの衣が日本風カレーソースに絡んで郷愁のハーモニーを奏で、千切りキャベツがぴったり相方として寄り添います。
そして現地の人に大人気なのがカツサンド! ソースに絡めたカツがどーんと挟んであるボリュームたっぷりのカツサンドは今やロンドンでもトレンドになっていますが、Tanakatsuのものは美しい千切りキャベツも一緒で日本人の皆さんには懐かしい誠実な佇まいと味を再体験していただけるでしょう。
もう一つ特筆すべきなのは、奥様であるKokoさんが長年月をかけて開発されたという特製ドレッシング! サラダやキャベツにたっぷりかけていただきたいドレッシングは「Koko’s Mighty Dressing」と名付けられ、当店の名物に。「どうぞたっぷり召し上がれ」とばかりに素朴な陶性の器に惜しみなく注がれ登場します。お味ですか? 「パーフェクト」という言葉はこのドレッシングのためにあると思えるほど、まろやかで精緻なバランスの良さが身上。興味ある方はぜひ一度お試しください^^
この他にもたくあんのサラダやかぼちゃのコロッケ、タコの酢の物みたいなものをいただいたのですが、カメラのメモリーチップが破損してしまい、全ての写真が失われ、かろうじて携帯で撮ったものだけが残っていました^^; ので、写真は披露できないのですが・・・日本の皆さんには確実に「馴染みがある」と思えるTanakatsuの美味しいお料理の数々、強くおすすめです^^ そうそう、揚げ物だけでなく照り焼きにも力を入れているようなのですが、ソースは確実に美味しいと思います♪
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