またまたマイ・フェイバリット・リストに加わった素敵なお店が、本日ご紹介するOrenです^^
イスラエル出身で、テルアビブをはじめ、パリ、カリフォルニアのキッチンで働いた経験もあるオデッド・オレンさんが、2012年にロンドンに上陸して以来、ロンドナーの流儀を学びながら2019年末、初めて自己出資でオープンした独立店。シンプルで潔い料理の数々はシェフの力量を雄弁に物語っていますし、モダン仕様だけれど田舎のホスピタリティ精神を忘れないサービスに心の方もほだされるクールなレストランでした。
場所は東ロンドンでも一二を争う活力を見せているダルストン。住宅地に佇む小さなお店ですが、ロックダウンの今は持ち帰りやデリバリーでフル稼働しているので、おそらくご近所さんにとっては救世主のような存在なのでは。今日の写真は、小さなスペースの奥の小さなキッチンで、何人ものシェフたちが頑張っているロックダウン3前の様子です。
メニューには地中海風の小皿料理が並び、お値段もかなりリーズナブル。最近、おつまみ部門に「野菜のピクルス」を入れているお店がたくさんあるのですが、半分くらいが酸っぱすぎて完食できない現実があるところ(笑)、Orenは程よいマリネ加減でとても美味しくいただけました。これだけでも高得点w
塩で上手にシメたオイル・サーディン+ピンク・ペッパーコーン、キャベツの炭火焼グリルにたっぷりナッツのロメスコ・ソース、バター・ビーンズ+熟成フェタ・チーズなど、シンプルだけどバランスも仕上げも絶対的に信頼がおけるプロ仕様の面々。
野菜だけでなくお魚もお肉も美味しいです^^ 私たちはカレイをリビア風のベルペッパー入りトマト・ソースでいただく一品、そしてマネージャーさんのおすすめだったエルサレム風のミックス・グリルを・・・
このエルサレム風のミックス・グリルなんですけど、登場したものを見て友人一同驚きの声をあげてしまいました。それは完璧に臭みを抜いて香ばしくグリルした鶏レバーと鶏肉を、特製のタヒーニ・ソース、アンバと呼ばれるマンゴーのピクルス・ソースと一緒に、ピタパンのポケットに入れていただく一品でした。
全員が無言でカブリつき、そのジューシーなお肉をムシャムシャと噛み砕き、ソースとのバランスを堪能し、「すごいボリュームだけど全部食べられるかなー」と言いながら結局はすっかり平らげてしてしまうほど日本人には珍しくも美味しい一品だったのでした。
そして食事を通して何度かお代わりしてしまったのが・・自家製のフラット・ブレッド=ピタパンです! はっきり申し上げてこれまで食べたピタパンの中でもナンバーワンの美味しさ&クオリティでした。ムチムチで香ばしくいくらでも食べられる。ソースがなくなっても3人でひたすら食べてましたw
お店の人に聞くと、なんと注文をとってお料理をサーブしてくださったフィリピン人のマネージャーさんその人が毎日作っていらっしゃるとか。これは驚きであったと同時に、最近いくつかオープンしているフィリピン系のパン屋さんに行ってみなくては!と言う気持ちが盛り上がった日でもありました。持ち帰り、デリバリーOKなので皆さんもぜひお試しを。男前の彼女が今も引き続き作ってくれていることを願って・・・♡
素敵なOrenの料理オーダーはこちら♪
https://orenlondon.slerp.com/order