Mr Ji ミスター・ジー
更新が滞ってしまいました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
ロンドンはすっかり秋らしくなり、今週末には冬時間に変わります。今年はそれでも、秋が長いと思っています。夏の天気があまりよくなかった分、秋の気温が例年よりも高く、晴れの日が多い。ご褒美な秋なのです ^^
さて、本日ご紹介したいのは、Sohoに今年春に登場している台湾バー「Mr Ji」です!
オーナーさんは新スタイルのフィッシュ&チップスで話題を呼んだ「Hook」を立ち上げたサミュエル・ヘイムさん。台湾へ行ったときの経験を元に、お洒落な鶏肉の専門店を思いついたそうです。
Hookはパン粉をまぶした日本風の魚フライを「フィッシュ&チップス」として売り出して人気になった店なので、アジア料理への関心が高い方なのでしょう^^
Mr Jiが佇んでいるのは、Sohoの目抜き通り、Old Compton Street。今年の夏は17:00以降、歩行者天国となってストリート・パーティーが毎夜繰り広げられた伝説の通り(笑)。Mr Jiでも夕方になるとテントを設営して頑張っていました。すぐに満席になっちゃうのですよね。
ところでこの台湾バーの料理開発を担当したのが、業界では知らぬ人のいないTa Ta Eateryのチーム。ロンドンのさまざまな場所で立ち上げたメニュー開発に携わっている男女のデュオで、現代風にアレンジした濃いめアジアン・テイストと、ミニマルですっとした佇まいのプレゼンテーションで知られています。
おつまみとしてぜひお試しいただきたいのが、大根餅! 美しくシェイプされた大根餅は申し分のないお味。一個5.5ポンドするけど一人一個食べたい一品^^ エビ・トーストもシグニチャーみたいですが、私たちは試さずじまい。四角いブリオッシュの中に、エビ餡を隠したとっておきみたいです(→見たい方はこちらで)。
そしてメイン・コースには台湾風の特製フライド・チキンを挟んだ四川バーガーを♪ 鶏肉がさすがにジューシーで柔らかく、誰も見ていなければむしゃぶりつきたい感じw 一つを2つに切ってサーブしてくれるので、女子がシェアするのも苦になりません。
もっと古典的な一品をお求めならこちら。お醤油味のポーチした鶏肉をどうぞ。鶏肉本来の旨みを皮ごと味わいたい方には、ぜひ試していただきたい感じの一品。骨つき肉というのは、お味も旨みが増すものですね。ご飯も欲しいかもしれません^^
お料理の量は少なめで、カクテルを得意としていることから、バーに位置付けていいと思います。アジア飯が恋しい、研ぎ澄まされたおつまみアートを試したい、美味しいフライド・チキンをガッツリ腹に収めたい、Sohoならではのトレンド感のあるお店に行きたいなどなど、Mr Jiを訪れる理由は色々あります。
ちなみに予約するときは入口側の席を確保されると、もっと楽しい感じなのかなと思います。奥のキッチン側は少し暗くてお店の雰囲気を感じきれないような印象を持ちました。Old Compton Streetで、アジア飯を突きながらバー体験したい方におすすめ!