モダン・タイムズのカフェ・バー

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Villiers   ヴィリアーズ(閉業)

Charing Cross駅とEmbankment駅を結ぶ小さな通り、Villiers Streetは、歴史的に見てもとても興味深い通りです。かつて一帯にはバッキンガム公ジョージ・ヴィリアーズ卿の館があり、それを抜ける通りとして17世紀に造られたことが始まりだとか。キプリングを含む多くの文人もこの通りに住んでいたそうですよ。

さて、そんな歴史ある通りには、由緒あるお店がつきもの。中でもGordon’s Wine Barは1890年創業の老舗中の老舗。今でも店内に入ると穴蔵的な雰囲気にちょっぴり19世紀的な匂いが感じられ、ロンドンでもトップ5に入るワイン・バーとしてその名を知られています。その創業一族であるゴードン・ファミリーの若き姉妹、ソフィーさんとローズさんが始めたベンチャーがこちら、Villiers All Day Dining Room。同じ通り沿いに2014年7月にオープンしました。

奥にこのスペース、手前にバーがあるだけの小さな店内です

奥にこのスペース、手前にバーがあるだけの小さな店内です

ここの重宝度の高さはすごいです。平日は朝7時オープン。イギリス風、オージー風、大陸風の各種ブレックファーストをサーブしつつランチに突入。ビストロ・スタイルのモダン料理でお客さんをもてなした後は、ハンド・ローストのコーヒーと各種手作りケーキやスコーンのティータイムを演出、夜になると小規模生産者による選りすぐりのワインとおつまみを出すワイン・バーに早変わり。上質チーズやハムのシェア・プレートも充実しています。

タコとポテト、美味しい! 手前はベイクしてあるフィッシュ&チップス・・・お味はふつう ^^;

タコとポテト、美味しい! 手前はベイクしてあるフィッシュ&チップス・・・お味はふつう ^^;

人出の多い木曜、金曜は深夜1時までオープンしているので、パブが閉まる11時過ぎでもバー難民にならずにすみそうですね ^^

カフェとしても相当力を入れています。プラム・ケーキは甘めだったけど美味しかったですよ

カフェとしても相当力を入れています。プラム・ケーキは甘めだったけど美味しかったですよ

コーヒーもグッド・テイスト♪

コーヒーもグッド・テイスト♪

Strand大通りの南側には、なかなかコレというカフェがなかったのも事実。差し詰めモダン仕様のゴードンズ・カフェ・バーと言ったところで、これから重宝しそうです♪

31a Villiers Street, London WC2N 6ND

店名Villiers
最寄り駅Charing Cross / Embankment
住所31a Villiers Street, London WC2N 6ND
電話番号020 7925 2100
営業時間月〜水 7:00 – 23:30 木・金 7:00 – 1:00 土 8:00 – 1:00 日 8:00 – 23:30
URLhttp://www.villiersallday.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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