ちょうどいい塩梅な、オールラウンド中華☆

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Tao Tao Ju タオ・タオ・ジュ(陶陶居)

「チャイナ・タウンでどこの中華がいい〜?」と聞かれることがたまにありますが、中華はあまり専門ではなくw  どこも善し悪しあるなぁというのが正直な感想です。昔はよくPoonsに行ったものですが、それも今は亡き……。

チャイナ・タウンで中華に行くとき、何を基準に選ぶか。

まず日本人としては、ランチでもディナーでも、点心類は必ず食べたいですよね。それから中華料理というのは本来地方によってキュイジーヌが違いますが、できれば北京ダックも、四川の麻婆豆腐も同じテーブルで食べたいw  香港流の豪華な広東料理とか、マレー半島にあるようなひと味違うアジアご飯とかも一緒にあるといいなぁなんて、欲望は限りありません(笑)。それにできれば食堂風じゃなくて、現代風の小ぎれいなインテリアがいい。スタッフも丁寧で心地よいサービスを受けられるとよいな〜なんて。あ、それから充実したワインリストもよろしく……!

Lisle Streetって風情あるんですよね〜

Lisle Streetって風情あるんですよね〜

先日大勢で行ったチャイナ・タウンはLisle Street にあるTao Tao Juですが、こういった飽くなき欲望を、もしかして全部叶えてくれる場所?かもしれません。まず特筆すべきなのは、ここでは昼間だけでなく、ディナーでも点心を食べることができるんです。しかも自家製! 点心シェフがちゃんといるんですね。

点心類はシェフの手作りでうまい!

シェフの手作り点心類、うまい!

海老ニラ饅頭や上海小籠包などの定番に加えて、ぜひ食べていただきたいのがシーフードのエノキ巻き(Lily Mushroom with Seafood)。ジューシーなシーフード餡がエノキで包んである変わり種ですが、イケます。海老すり身を海苔で巻いて揚げたMinced Prawn in Seaweed Rollsも日本人が好きそうな味 ^^

大勢できたときは大皿盛り前菜類がうれしい☆

大勢できたときは大皿盛り前菜類がうれしい☆

前菜類の中から大勢でいろいろ選ぶと、大皿に盛りつけてくれます♪   いろんな人がいろいろ選んだのですが、私はこの中だと口の中でじゅわっとジュースが広がる海鮮団子(Seafood Dumprings←メニューに見当たらないですが、お店の人に聞いてみて!)とジャスミン・ティーでマリネしたスペアリブがお気に入り。広東風の炒め物もいろいろあります。

お茶は南部鉄瓶入り♪  ワイン・セレクションも充実!

お茶は南部鉄瓶入り♪ ワイン・セレクションも充実!

牛肉と野菜の炒め物は食さなかったので味が分かりませんが、こちらのアスパラガスの上に薩摩揚げを盛りつけたあんかけ風の一品、なかなか美味しかったです♪ (料理名が分からないので、この写真を見せてスタッフに聞いてみてくださいね)

中華は何と言っても栄養つくのがよい

中華は何と言っても栄養つくのがよい

野菜料理としてはナスとインゲンの炒め物をとってみました。これはコッテリ美味しいのですが、日本人には若干油っこいかもしれません。脂っこいと言えば、右上の東坡肉! これは豚の角煮的なものが好きな方にはたまらん味ではないでしょうか ^^  食べた方に言わせると、5、6時間蒸してあるので、脂はほとんど抜けていい塩梅だとのこと。でも私は無理そう……だったので食しませんでしたが。お醤油で煮るからこんな色になるんですね。あぁ、ご飯が進みそう。左上のアサリは珍しい料理かもしれません。アサリのピリ辛炒め。あ〜、でもやっぱりアサリは出汁を味わうものだから濃いソースは合わないかもしれませんね ^^;

この日食べた中でも一、二を争う出来で超おすすめなのが、こちらの揚げスズキのタイ風レモングラス・ソース(Sea Bass in Thai Style)☆

出色だったタイ風レモングラス・ソースのシーバス☆ ご飯が何杯でも進みそう

出色だったタイ風レモングラス・ソースのシーバス☆ ご飯が何杯でも進みそう

レモングラスの風味がほどよいスパイシー&甘酸っぱいソースに、上品な白身をからめていただきます♪   白いご飯はかならず注文してくださいw でもどうして中華屋さんでタイ風の料理かって? どうもシェフの一人が香港=マレーシア系らしいのです。だから当店では東南アジア系の料理にいくと当たりが多いかもしれないです。しかも四川出身のシェフもいるらしいので、ピリ辛系の料理も美味しい ^^

そしてそして北京ダックの登場!

店の奥にはゴージャスなシャンデリアが吊り下がるサプライズ・ルームが!

店の奥にはゴージャスなシャンデリアが吊り下がるサプライズ・ルームが!

ここの北京ダックは面白いですよ、パリパリとした海老煎餅と一緒に供されるのです。私は断然、クリスピー・アロマチック・ダック派なので、お味のほうはあえて評価しませんが。そ・し・て、間違いなく当店の人気料理の一つ、ロブスター・ヌードル!

ロブスター・ヌードルはロブスターのセクションから好みのロブスターを注文して、ヌードルを人数分頼む感じ

ロブスター・ヌードルはロブスターのセクションから好みのロブスターを注文して、ヌードルを人数分頼む感じ
左下のレタス包みは、甲殻類を食べられない方がお願いしていたもの

ロブスターの一部は殻に入ったままなので、これを注文しちゃうと蟹を食すグループ状態になってしまうかもしれませんがw 旨いです。食べ方のおすすめとしては、先にロブスターの身を殻から出してロブスターだけ堪能しちゃう。その後、ロブスターのお出汁をたっぷりと吸った細麺と、同じくお汁を吸った一緒に入ってくる中華風揚げ出し豆腐を一緒に食べる。これで決まりです。

やっぱり中華は4名以上で来るのが一番ですね! いろいろなお味を試せて楽しい♪   私たちのグループにはこの店のスタッフとお友達の方がいたので、お店の方といろいろとお話をしていたら、なんと、あぶそる〜とロンドンのためにオファーを出していただけることになりました ^^ やった!

「Absolute Londonを見た」と言ってTao Tao Juで食事をされると、本日のデザートが無料になります♪

自家製マンゴー・プリン☆上品で美味しいです♪

自家製マンゴー・プリン☆上品で美味しいです♪

デザートは、こちらのマンゴー・プリンが絶品でした。手作りのとっても上品なマンゴー・プリン。マンゴー・プリン好きをも満足させるに違いありません。そしてプリンの奥にちょっぴり写っているグレープフルーツとピーチのスープ風さわやかデザート、タピオカ入りも美味しかった☆ 右上のクコの実入りの黒糖ゼリーみたいなものは、周りに配されているライチーのコンデンスミルクかけは超美味しかったですが、ゼリーそのものは特筆すべき感じではなかったですが ^^;

なので、ぜひ「マンゴー・プリンか、Sweet Soupを食べたい」と言いましょうw あぶそる〜とから、初のオファーです! みなさん、ふるってご利用くださいませ♪  そしたら今後、もっとオファーを見つけてきますから!

【注】オファーをくださったスタッフの方に、ちゃんと対応していただけるように念押ししておきますが、彼がいないとき、店の人に話が通じないこともあるかもしれません。。そんなときは「KKが知っている。日本の媒体を見て来た」と言っていただけると、おそらく大丈夫かと思います。テーブルについて、食事する前にお店の方に告げてくださいね。

15 Lisle Street, London WC2H 7BE

店名Tao Tao Ju
最寄り駅Leicester Square / Piccadilly Circus
住所15 Lisle Street, London WC2H 7BE
電話番号020 7734 8822
営業時間営業日:毎日 9:00 – 22:30
URLhttp://www.taotaoju.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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