Queen’s Head & Artichoke クイーンズ・ヘッド&アーティチョーク
高い天井にダークな木製パネル、そして建設当時オリジナルの窓枠。ヴィクトリア朝時代の建物を美しく改造した当店は英国の伝統パブの古きよき佇まいを見事に残しているだけでも見応えあるのですが、その歴史はさらに300年前、16世紀の起源へと遡ります。
ここはかつて、ヘンリー8世時代、王室の狩猟場として使われていた広大な敷地のほとりに建てられた狩猟小屋の一つでした。周辺は19世紀初めに当時摂政王太子(プリンス・リージェント)であった後のジョージ4世によって大々的なテコ入れがされ「リージェンツ・パーク」として生まれ変わった後、1811年にタヴァーンとして再生。サービス業としてのライセンスは、なんとエリザベス1世の時代からあるそうです。
というわけで店名の「Queen」はエリザベス1世とのゆかりを示すもの。そして現在はセントラル・ロンドンでも有名なガストロパブとしてロンドナーたちに親しまれています。
ガストロパブとしての特長は、メニューの二重構成にあります。1階のバー・ダイニングでは気軽な地中海タパスとビールを楽しむのがおすすめ。2階ダイニングでは伝統的なパブ料理の3コースに舌鼓はいかが? お料理の価格設定も全般的に良心的。地元の人でいつも賑わっているので、この季節のグループ会食は予約は必須!