The Culpeper ザ・カルペパー
すっかり陽気が良くなり、お出かけしたい気持ちがぐんぐん大きくなってくる今日この頃。バンクホリデーでゆったり気分の今度の日曜は、イギリス名物「サンデーロースト」を家族や仲間と一緒に食べに行きませんか?
サンデー・ローストとは、まさに日曜日にいただくロースト料理のこと。英国の日曜日は、このサンデー・ローストなしでは成り立ちません。ウェザースプーンだろうが、ミシュランの星付きパブだろうが、日曜なら大抵、サンデー・ローストをいただくことができます。それはもはや、イギリスのソウルフード。
どこにでもあるサンデー・ローストだからこそ、ちょっと悩みます。「どこがベターなのか?」私も通常、すごく悩みます(笑)。でも、この東ロンドンに2014年に誕生しているお洒落なガストロパブ、ザ・カルペパーでサンデー・ローストをいただいてからは、「今のところ、ここでハズレなし!」と皆に言えるようになりました。だって本当に美味しいんです♡
では一体、どんなサンデー・ローストが「良い」サンデー・ローストなんでしょう?
まず主役のお肉がジューシーで柔らかく仕上がっていること。次にグレービーの味。個人的にはサラリとした舌触りのさっぱり系甘辛味が好み。塩辛すぎるのはパス。そしてトリミングス(付け合わせ)のクオリティー。茹でただけの人参やグリンピースよりも、グリルしたりミント風味にしたり、ひと工夫あると好印象♪ ヨークシャー・プディング? 手作り大歓迎!
ロースト料理はシンプルであることが取り柄であり、かつ愛情をかけて作られていることが必須条件なのです。
本当のことを言うと、友人宅やその他のパブでも<美味しいサンデーロースト>に出会えるのですが、私が今回、ザ・カルペパーのロースト推しなのは、単に味が「好み」だからなのかも^^;
決め手はグレービーの味、そしてポテトや野菜類のクオリティー。皆さんのお好みは?^^
ベジタリアン用にどのようなローストが用意されているかも注目すべき点。カルペパーのベジ・ローストは、ビーツ+スイートポテト+ブロッコリー+フェタ・チーズの味わい深いウェリントンでした。最高のお味。今も同じレシピだとしたら、絶対にまた食べたい! と思わせる出来栄えだったとだけ、言っておきますね。お肉とベジ、両方を頼んでシェアしてもらいたいくらい。
カルペパーでは屋上に畑や温室を作り、できる限りの野菜やハーブを育てています。創業当初から、このルーフトップ・ガーデンで必要な作物を育てて調理し、パブで提供することがコンセプトでした。
ローストがこんなに美味しいのは、野菜やハーブが新鮮だからでしょうか?
都会のビルの上で育てられた作物に抵抗がある人にはおすすめしないですが^^ たまにはロンドンの屋上ビルで育った野菜も身体に入れてみてもいいのかな? きっと素敵なロンドン・マジックがかかっているに違いありません^^
ウキウキするような季節になってきました。散歩がてらパブに立ち寄って、春を謳歌してくださいね。
オープン当初は2階にレストランも併設していました。こんな空間。レビューはこちらで♪