本場さながらエジプシャン食堂

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Ali Baba  アリ・ババ

「エジプト料理とは何ぞや?」ということがロンドンにいながらにして体験できる、庶民の味全開といった趣の貴重なエジプシャン・カンティーンがこちら。ベイカー・ストリート駅の北側、静かな通り沿いに佇んでいます。

約20年前のオープン以来、全く改装していないのではないかと思わせる伝統的な佇まいのお店は、手前が持ち帰り専用のスペースになっていて、ご近所さんがシシケバブ、チキンケバブやシャワルマなどの中東サンドイッチを注文しては持ち帰ったり、簡易スペースに座って食べたりと賑やかな雰囲気。その奥にシンプルなテーブルと椅子が並ぶ古風な食堂が広がっています。

一昔前の食堂を思わせる庶民的な

一昔前の食堂を思わせる庶民的な内装。これがまたいいのだ。

この日はプレ・シアターとして利用したので時間がなかったこともあり、注文したのはコシャリ、そしてラム肉のグリルをのせたアリ・ババ・スペシャルのみ。これが両方とも美味!

やめられないとまらないコシャリ♪

やめられないとまらないコシャリ♪

ラム・グリルのライスはアリババ・スペシャルという名前だったと思う

ラム・グリルのライスはアリババ・スペシャルという名前だったと思う

コシャリとはライス、ヴァーミチェリ、豆を炊いたものにフライ・オニオンをトッピングして、ピリ辛トマト・ソースをかけて食べるエジプトの国民食。なんとも面白い取り合わせなのですが、これがクセになる美味しさなのです(モダン・バージョンのコシャリはこちらで)。ラムのグリルをライスにのせた料理はラム肉がとても柔らかくてこちらもイケます。家庭料理的な手作り感は満載なのですが、ラム肉の仕上がりはプロのそれ。トマト・ソースもちょうどよい濃さでした。

かつてエジプトに留学していたという友人に薦めるとさっそく行ってきたとかで、チキン入りのモロヘイヤ・スープや、豆をすりつぶして煮た「フール・メダンマス」などをいただいたら、なかなか美味しかったとのこと。次回は絶対これらの料理に挑戦します! お酒の扱いはなく、無料でBYOできるのも魅力です。

シャーロック・ホームズ博物館でフィクションの世界に浸った後、ベイカー街から一気にカイロに飛んでみたい方におすすめ☆

32 Ivor Place, London NW1 6DA

店名Ali Baba
最寄り駅Baker Street / Marylebone
住所32 Ivor Place, London NW1 6DA
電話番号020 7723 7474
営業時間毎日 12:00 – 00:00
URLhttp://alibabarestaurant.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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