Esters エスターズ
東ロンドンはストーク・ニューイントンの奥深〜い住宅街の中で、2014年に誕生しているレトロでハイセンスな素敵カフェがこちら、Estersです。お洒落なブティックが並ぶことで有名なChurch Streetからも、かなり奥まった場所にあります。
もう10年以上前にロンドンにおけるアルチザン・コーヒー・ムーブメントを形作った伝説のカフェ、Fernandez & Wellsで働いていた男女デュオが、20代前半という若さで立ち上げたプロジェクト。7年目を迎えてなお、みずみずしい輝きを保つローカルたちの宝なのであります。
このカフェが注目されるべきなのは、創業当初から地産地消を目指し、ヨーグルトやジャムを始め、自分たちで作れるものは全て手作りし、その他のものもできるだけUK内の小規模生産者から仕入れるように心がけていること。コーヒーはHas Bean Coffee、お茶類はPostcard Teas、パン類はLittle Bread Pedlar、卵はRookery Organic Eggsと聞くと、どれほど自分たちのカフェに誇りを持っているか分かりますよね。野菜も信頼できる近郊農家から取り寄せています^^
小さな屋内スペースの奥には・・・・
素敵なパティオ・スペースが♡ 四方を壁で囲まれているので、風も防いでくれて比較的暖かく過ごせたのがラッキーでした。ゆったりとした時間を楽しみつつ清々しい空気の中、12時からオーダーできる日替わりランチにトライ!
季節を意識したメニューは本当によく考えられていて、例えばローストしたチキンと変わりリーフのサラダはバルサミコ・ベースの胡麻ドレッシングは少し多めでしたが、考え抜かれた仕上がり。サラダを構成する要素として違和感が出ないよう、チキンの皮を別途で調理しているようでした。普段は皮を残してしまいがちな私でも、ちゃんと食べることができたのも食品廃棄を減らすという意味では素晴らしかったです。
またやわらかくローストしてマッシュしたズッキーニのフォカッチャ・サンドは初めていただく味。ヘーゼルナッツを加えて歯ごたえや味の層を重ねているのは驚きのテクニックでした! 完璧にトーストしてあり、サクサクといただけるご馳走サンドイッチ♡
Estersではパン以外のスイーツは自社キッチンで焼いています! 私がいただいたピスタチオとレモンのケーキは夢のように美味しく、ピスタチオ風味が際立つスポンジ部分の味わい深さは、素朴な見た目からは想像がつかない出来栄えでした。
私たちが訪れた日は少し不安定なお天気で風が強く、雨も降ったり止んだり。でも! このパティオ席では風を感じることもなく、最後には晴れ間が広がり「きっとどこかで虹が出ているね」なんて話をしました^^
店内では彼らが扱っている生産者さんの商品や、おすすめ商品を扱っているので、そちらも見てみてくださいね。お友達がいただいたクッキーも味見させていただき、こちらもとても美味しかった! 味のバランスが良いのですね。Estersの創作クッキー類は「ロンドン一」と称されることもあるらしいので、ぜひぜひ試してみてください♪